
「靴を履くと親指が痛い」
「爪の端が皮膚に当たる」
「前より爪が丸まってきた」
そんな小さな変化を感じていませんか?
お顔や髪の変化にはすぐ気づくのに、足の爪をじっくり見ることは意外と少ないもの。
今回は、足から届く小さなサインを見逃さないために、40代・50代からの巻き爪対策をお届けします。

巻き爪とは?
巻き爪とは、爪の端が内側へ巻き込むように変形した状態です。
特に起こりやすいのが、足の親指。
一方、爪の端が周囲の皮膚へ食い込み、痛みや炎症を起こした状態は「陥入爪」と呼ばれます。
「歩き方」が崩れる
足の親指が痛いと、無意識に痛い場所をかばって歩くようになります。
「親指に体重をかけたくない」「靴に当たらないように歩こう」と足の外側などへ体重を逃がし、本来の歩き方が崩れてしまいます。

巻き爪になりやすい人
爪の切り方、靴、歩き方、足への負担、爪そのものの状態など、いくつもの要因が関係します。
爪を短く切る
足の爪は短いほうが清潔。そう思って、白い部分がほとんどなくなるまで切っていませんか?
特に注意したいのが、深爪+角を丸く切るという組み合わせです。
爪の端を深く切り込むと、伸びてきた爪が周囲の皮膚へ食い込み、陥入爪につながります。
足に合わない靴
パンプスだけではありません。
小さなスニーカー。つま先の細い靴。大きすぎて足が前へ滑る靴。かかとがパカパカする靴。
こうした靴も、歩くたびにつま先へ負担をかけます。
歩かない
意外な盲点が、足を使わない生活です。
車移動が多い。一日中デスクワーク。外出する機会が減った。
こうした生活では、足指へ適切な力が加わる機会も少なくなります。
日常の中で適度に足を使うことも意識してみましょう。
爪に変化がある人
以前より爪が厚い。硬くなった。色が変わった。ボロボロする。切りにくくなった。
そんな変化がある人も要注意です。
爪白癬など、巻き爪とは別の病気が隠れている場合もあります。
昔、爪を傷めた人
スポーツで爪を傷めた。重いものを足へ落とした。靴の中で何度も爪が当たった。爪が剥がれたことがある。
こうした過去の外傷が爪の変形に関係します。

靴のサイズを見直す
靴を買うとき、いつも同じサイズを選んでいませんか?
同じ表記サイズでもメーカーやデザインによって履き心地が違います。
さらに、足の形や幅なども人それぞれです。
チェックポイント
・つま先が窮屈ではない?
・指を動かせる?
・足幅が合っている?
・かかとが大きく浮かない?
・歩いたとき足が前へ滑らない?
・親指や小指が強く当たらない?
靴をきちんと固定する
せっかく足に合った靴でも、ゆるく履いていると足が中で動いてしまいます。
靴ひもやベルトなどを使い、足が必要以上に前へ滑らないようにしましょう。

正しい足の爪の切り方
大切なのは、「爪の切り方」です。
短くしすぎない
「白い部分があると気になる」からと、ギリギリまで切らないようにしましょう。
足の爪は、指先と同程度の長さをひとつの目安にします。
爪の角を深く切らない
爪の角が見えると、「ここも丸く切ったほうがきれい」と思ってしまいますが、両端を奥まで切り込むのは避けましょう。
基本は、先端をほぼまっすぐに切って角を軽く整えるスクエアオフ。
引っかかるところは爪やすりで整えます。

自己流で矯正しない
現在は、巻き爪を矯正するためのさまざまな器具やグッズもあります。
ただし、「巻き爪なのか、陥入爪なのか」「炎症は起きていないか」「爪の変形に別の病気が関係していないか」によって、必要な対応は変わります。
ネットで見つけた方法を自己流で試す前に、専門家に状態を確認してもらいましょう。
自分で無理にほじらない
すでに爪が皮膚へ食い込んでいる場合、爪の角を探して切る・ピンセットなどで持ち上げる・爪の奥をほじるといった自己処置は避けましょう。
皮膚を傷つければ、炎症や感染につながる可能性があります。

こんなときは医療機関へ
・痛みが強い
・赤く腫れている
・出血している
・膿が出ている
・歩くのがつらい
・何度も繰り返している
・爪の変形が強い
・爪の色や厚みに大きな変化がある
といった場合は、自己流のケアを続けず医療機関へ相談しましょう。
また、糖尿病や血流に関わる病気などがある人は、小さな傷でも自己判断せず、早めに医療者へ相談することが大切です。

さいごに
お顔を毎日鏡でチェックするように、足元にもほんの少し目を向けてみませんか?
痛くなってからではなく「何もないときから見る」を習慣にしていきましょう。
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