
お腹が痛い、腰が重い、何もしたくない。
それでも「生理だから仕方ない」と、いつも通り家事や仕事を頑張っていませんか?
40代・50代になると、生理周期や経血量だけでなく、痛み方も変わります。
大切なのは、ただ耐えるのではなく、少しでも楽にすること。そして「以前との違い」に気づくこと。
今回は、毎月の痛みを少しでも楽にしながら、見逃したくない体の変化にも目を向ける、生理痛との付き合い方をお届けします。

生理痛チェック
生理痛を「いつものこと」で終わらせていませんか?
最近の生理を思い出しながらチェックしてみましょう。
□ 以前より生理痛が強くなった
□ 鎮痛薬を使っても痛みが十分におさまらない
□ 生理のたびに仕事や予定を変更する
□ 痛くて寝込む日がある
□ 経血量が以前より増えた
□ 大きな血の塊が頻繁に出る
□ 生理以外の日にも下腹部が痛む
□ 性交時や排便時に痛みを感じる
□ めまい、息切れ、強い疲れなどが気になる
□ 「更年期だから仕方ない」と痛みを我慢している
結果
▶︎0個
今のところ、気になる変化は少なそうです。ただし、生理の状態は年齢とともに変化します。
生理周期や痛み、経血量などをときどき振り返り、「以前と変わっていないか」を確認しておきましょう。
▶︎1〜3個
少し気になる症状が出ています。
温める、無理をしない、必要に応じて鎮痛薬を適切に使うなど、痛みを我慢せず対処しましょう。
症状が続く、以前よりつらくなっている場合は、婦人科への相談も考えてください。
▶︎4個以上
生理による生活への影響や、以前との変化が複数みられます。
「毎月のことだから」「更年期だから」と我慢を続けず、一度婦人科で相談してみましょう。
生理周期、痛みの強さ、経血量、鎮痛薬を使った回数などを記録しておくと、受診時にも役立ちます。

「更年期」で片付けない
40代になると、「生理周期がバラバラになってきた」「経血量が変わった」「以前より生理がつらい」など、月経の変化を感じる女性も増えてきます。
閉経に向かう時期はホルモンの変動によって、月経周期や出血のパターンが変わります。
だからといって、「更年期だから仕方ない」で片づけないことが大切です。
特に気をつけたいのが、痛みに慣れてしまうこと。
「仕事には行けるから」「薬を飲めば何とかなるから」と毎月やり過ごしていると、痛みの変化を見逃してしまいます。
仕事や家事を休むほどつらい、寝込んでしまう、鎮痛薬を使っても十分に楽にならないなら、一度婦人科で相談しましょう。

温める
生理痛がつらいとき、自宅ですぐに取り入れやすい方法が「温めること」です。
湯たんぽなどで下腹部や腰を温めると、痛みが和らぎます。
お腹だけでなく腰も
生理痛というと下腹部ばかり温めたくなりますが、腰の重さや痛みが気になる人は、「湯たんぽ」・「温熱シート」・「温シャワー」・「入浴」などで、腰まわりも温めましょう。
ただし、カイロや湯たんぽを長時間同じ場所に当て続けると、低温やけどにつながります。
直接肌に当てず、熱すぎない温度で使いましょう。

体調に合わせて軽く動く
もし体調がよければ、軽い運動をおすすめします。
おすすめ
・ゆっくりお散歩
・腰や股関節を軽く動かす
・無理のないストレッチ
・軽いヨガ
反対に、痛みが強い、出血量が多い、めまいや強いだるさがある日は休むことを優先しましょう。

食事全体を整える
大切なのは、生理中の体を支えるために、普段からの食事を整えることです。
鉄
月経で血液を失うため、特に経血量が多い人は不足に注意したい栄養素です。
赤身の肉、魚、あさり、大豆製品、小松菜などから取り入れましょう。
たんぱく質
肉、魚、卵、大豆製品などを毎食少しずつ取り入れ、体づくりの材料を不足させないことが大切です。
カルシウム・マグネシウム
乳製品、大豆製品、小魚、海藻、ナッツなど、普段の食事から取り入れていきましょう。
生理中は食欲や胃腸の調子も変わります。
温かいスープ、うどん、おかゆなど、食べられるものを無理なく取り入れましょう。

生理前から痛みに備える
生理が来る時期がおおよそ分かっているなら、事前に準備しておくこともできます。
生理予定日が近づいたら
・鎮痛薬を用意しておく
・生理用品をバッグに入れておく
・予定を詰め込みすぎない
・睡眠時間を削らない
・湯たんぽなどを準備する
生理中の症状を記録
・何日目が一番痛かった?
・鎮痛薬を何回使った?
・出血量は以前と変わった?
・仕事や家事に影響した?
毎月簡単に残しておくと、以前との変化にも気づきやすくなります。

鎮痛薬の注意点
どうしてもの時のお助けアイテム“鎮痛剤“ですが、注意点もあります。
✔️用法・用量を守る
✔️服用間隔を守る
✔️複数の鎮痛薬を自己判断で重ねない
✔️持病や服用中の薬がある場合は確認する
また、胃腸や腎臓などに持病がある人、ほかの薬を服用している人は、医師や薬剤師に相談しましょう。

その痛み、病気のサインかも
生理痛の背景に、子宮筋腫・子宮内膜症などの病気が隠れている場合もあります。
こんな変化は婦人科へ
・以前より生理痛が強くなった
・鎮痛薬を使っても痛みが強い
・経血量が明らかに増えた
・大きな血の塊が頻繁に出る
・生理以外の日にも下腹部が痛む
・性交時や排便時に痛みがある
・生理によって仕事や家事ができない
また、突然の激しい腹痛、意識が遠のくような症状、非常に多い出血などがある場合は、「いつもの生理痛」と決めつけず、速やかに医療機関へ相談してください。

さいごに
生理痛を、「毎月のことだから」と我慢し続けるのはNG。
温める、必要に応じて鎮痛薬を使う、無理せず休むなど、自分を楽にする方法を取り入れていきましょう。
そして40代・50代は、以前より痛みや出血が変わっていないかにも目を向けましょう。
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