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顔の年齢は骨から!? 骨粗しょう症がもたらす顔の老化とは?

2023年12月8日 / 167567

40代や50代を迎えると、影響が出始めると言われる「骨粗しょう症」。

高齢者に多い病気と考えられてきたこの病気は、骨がもろくなるだけでなく、骨の質自体が低下し、顔の老化にも影響を及ぼすと言われてます。

では、骨の健康を保つためには、どんな栄養素が必要で、どんな対策をとればいいのでしょうか?

この記事では、そのポイントを詳しく解説します。

骨粗しょう症と顔の老化の意外な関係とは?

骨粗しょう症や骨密度の低下が進むと、顔の骨がもろくなり、骨自体が小さくなると言われています。

その結果、顔の輪郭や形が変わり、特に頬骨や顎の骨が沈んで見えたり、顔全体のボリュームが失われたように見えたりすることがあります。

さらに、骨が弱くなると、皮膚もたるんでしわが増えたりと、顔の老化も進むことが考えられます。


骨密度の低下になりやすい人

女性

女性は男性よりも骨密度が低くなることが多いです。

特に、更年期後の女性は骨密度が低下しやすい傾向があります。



高齢者

年齢を重ねると骨密度が低下するため、高齢者は骨粗しょう症になりやすいです。



遺伝的要因

家族に骨粗しょう症の人がいる場合、遺伝的な要因が関与している可能性があります。



痩せ型

痩せ型の人や、身長が低く体重が軽い人は、骨密度が低い傾向にあり、骨粗しょう症になりやすいです。


喫煙や過度の飲酒

タバコや、過度なアルコール摂取は、骨の健康に悪影響を与えます。

骨の強度をキープする栄養素

タンパク質

骨や筋肉の健康に必要な栄養素です。

肉、魚、豆類、乳製品、大豆製品、などから摂取できます。



カルシウム

牛乳、チーズ、ヨーグルト、豆腐、大豆製品、青魚、堅果類(アーモンドや胡桃)などに多く含まれます。



ビタミンD

ビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。サーモン、マグロ、卵、キノコなどに多く含まれます。

また、日光浴もビタミンDの補給に効果的です。



マグネシウム

マグネシウムは骨密度をサポートします。

ほうれん草、ナッツ、種子、全粒穀物、豆類に多く含まれます。



骨の成長に運動は必要!?

骨は常に変化をしています。

その中で、運動は骨の強度を保ち、成長を促進するのにとても重要な役割を果たします。

骨の中には、「骨芽細胞」という細胞があります。

これらの細胞が新しい骨を作り出します。

運動をすると、骨にストレスがかかります。

その結果、骨芽細胞がより活発になり、骨の代謝が促進されます。

これによって、骨密度が高まり、骨が強くなるのです。



では、どのような運動が良いのでしょうか?


ウェイトトレーニング

重いものや自分の体重を使って行うトレーニング
スクワット、腕立て伏せのような上半身のトレーニングなど


有酸素運動

ウォーキング、ジョギング、ダンス、サイクリングなど、心臓と呼吸器系を活性化させる運動です。

これは骨密度を向上させるのにも効果があります。


ヨガやストレッチ

筋肉の柔軟性を高め、関節の動きをスムーズにし、ケガのリスクを低減します。




運動する時間をもてない方は、買い物や掃除などの家事でも適度な負荷を与えることができるので、ぜひ積極的に動いてあげましょう。

運動する習慣をつけることは、骨密度を増やすだけでなく、体の健康をサポートしてくれますよ。

さいごに

このように、骨を強くすることは、将来の骨折リスクを低くするだけでなく、美容にも、とても重要な役割を果たします

日常生活で、食事や運動に気を配ったりケアを心がけて、骨の健康を維持しましょう。