心活

更年期の睡眠トラブルに!効果的な9つの対策

2024年6月15日 / 2612714


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日本人女性の睡眠時間は、世界でもっとも短いと言われています。

特に40代・50代の女性は、寝つきが悪かったり深く眠れなかったりと、多くの睡眠の悩みを抱えています。

この記事では、睡眠の質が低下する原因と、誰でも簡単に実践できる対策をご紹介します。

より良い睡眠を手に入れるために、ぜひ参考にしてみてください。






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更年期による睡眠の質低下の原因とは?



女性は、男性よりも、睡眠トラブルに悩まされる方が多いと言われています。


ホルモンの変動

更年期に伴う「エストロゲン」や「プロゲステロン」の減少は、睡眠リズムに影響を及ぼし、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めやすくなります。



ホットフラッシュ

突然の発汗や熱感(ホットフラッシュ)と言った血管運動神経症状は、夜間の睡眠を妨げる大きな要因です。

これにより、眠りが浅くなったり、途中で目が覚めることがあります。



気分の変動

更年期に伴う気分の変動や不安感、イライラは、リラックスして眠りにつくのを難しくします。

また、これらの感情は夜間に目が覚める原因にもなります。



睡眠時無呼吸症候群

更年期になると、特に女性の体重が増加しやすくなり、それが「睡眠時無呼吸症候群」を引き起こすリスクを高めます。

この症状は、睡眠中に呼吸が一時的に止まることにより、眠りが中断され、質の良い睡眠がとれなくなります。



頻尿

更年期になると、夜間にトイレに行く回数が増えることがあります。

頻繁にトイレに起きることで、睡眠が中断され、十分な休息を得ることが難しくなります。




過密なスケジュール

仕事に子育て、さらには親の介護までこなす忙しい生活の中で、睡眠時間を確保するのが難しくなっています。

過密なスケジュールとストレス、予測しにくい子育てや介護の時間、優先順位の変化によって、自分の睡眠が後回しになりがちです。

こうした生活は身体的な疲労を増し、結果として質の良い睡眠を取るのが難しくなる原因となります。




更年期の不眠を解消するためには、生活習慣の改善やリラックス法の導入が大切です。

では、どのような対策をしたらよいのでしょうか?




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規則正しい生活リズムを保つ



毎日同じ時間に起き、同じ時間に寝ることで、体内時計を整えます。

休日も含めて一貫したスケジュールを維持することが大切です。




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適度な運動をする



定期的な運動は、体の疲れを感じさせ、夜間の深い眠りを促します。

ただし、就寝前の運動は、交感神経を刺激するので、激しい運動は避け、軽いストレッチやヨガをおすすめいたします。




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カフェイン・アルコール・たばこを控える



「カフェイン」や「アルコール」「たばこ」は睡眠の質を低下させることがあります。

特に夕方以降はこれらの摂取を避け、「ハーブティー」などのリラックス効果のある飲み物に切り替えましょう。




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夕食は寝る3時間前までに



就寝前に食事をすると、消化活動が活発になり、寝つきが悪くなります。

夕食は就寝の3時間前までに済ませることで、消化が進み、体がリラックスしやすくなります。





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シャワーでなくお風呂に浸かる



就寝前に、ぬるま湯に半身浴をすることで体温が上がり、その後の体温低下がスムーズに進みます。

体温の低下は自然な眠気を誘導するため、入浴後1〜2時間後に寝ると良いでしょう。




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就寝前1〜2時間は電子機器の使用を控える



スマホやパソコンから発せられるブルーライトは、メラトニンの分泌を抑制し、眠りを妨げる原因となります。

就寝前1〜2時間は電子機器の使用を控え、リラックスした時間を過ごすことが大切です。





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リラックス法を取り入れる



就寝前にリラックスする習慣を持つことで、入眠がスムーズになります。

例えば、深呼吸、ヨガ、瞑想などのリラックス法が効果的です。




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寝室環境を整える



快適な寝室環境を作ることも大切です。

静かで暗く、適切な温度と湿度を保つことで、睡眠の質を向上させます。

また、寝具の選び方にも注意し、自分に合ったものを使用することが大切です。




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朝起きたら太陽を浴びる



朝の日光を浴びることで体内時計がリセットされ、夜に自然に眠気が訪れるようになります。

また、日光が、メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌を抑え、目覚めを促進してくれます。




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間接照明で快眠!睡眠の質を向上させる



照明の調整も睡眠の質を高めるために大切です。

夜間には白い光を避け、暖色系の間接照明を使うことでリラックスした雰囲気を作り出し、眠気を誘導しやすくなります。

就寝前の1〜2時間は徐々に照明を落として、体に「寝る準備」をさせることも効果的です。




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お昼寝の最適時間は30分まで!



お昼寝は、30分までが理想的です。

この時間であれば、身体と脳のリフレッシュ効果を得ることができ、夜の睡眠の質に影響を与えることなく、日中の活動力を維持できます。


長時間のお昼寝は夜の眠りを妨げる可能性があるため、注意が必要です。





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さいごに



眠れないことを悩みすぎてしまうと、不安や緊張、恐怖が増幅され、ますます眠れなくなることがあります。

リラックスして、このような対策を試してみて、快適な睡眠を心がけましょう。