
家族だからこそ、気になるのがパートナーの健康ですよね。
できる限りサポートしたいものです。
そこで今回は、男性に多く見られる「痛風」に注目し、避けたい食事や気をつけたい生活習慣についてご紹介します。
ぜひ、一緒に健康を守るヒントにしてみてください。

「痛風」とはどんな病気?
痛風は、尿酸という物質が体内で過剰に蓄積されることによって引き起こされる炎症性の関節疾患です。
尿酸は、プリン体という物質が体内で分解される際に生成され、通常は血液中に溶け込み、腎臓を通じて尿として排出されます。
しかし、尿酸が過剰に生成されたり、体が効率的に排出できなくなると、血液中に尿酸が溜まり始めます。
この過剰な尿酸が関節やその周囲の組織に結晶として沈着すると、激しい痛みや炎症を引き起こします。
痛風の発作は、突然の激しい関節痛として現れ、足の親指の付け根に発症しますが、膝、足首、足の甲、手の関節などの他の関節にも影響を及ぼしたり、腎臓が悪くなったりする重大な病気でもあります。

男性に「痛風」が多い理由とは?
痛風が男性に多いのは、以下のような生理的な違いが影響しています。
ホルモンの違い
男性ホルモン(テストステロン)は、女性に比べて尿酸の排出を妨げる働きを持っています。そのため、男性は体内に尿酸をため込みやすく、尿酸値が高くなる傾向があります。
尿酸値の違い
一般的に、男性は女性に比べて尿酸値が高い傾向があります。尿酸が血液中で高くなると、それが結晶化して関節に蓄積し、痛風を引き起こしやすくなります。

閉経後の女性も油断できない!
閉経前の女性は、エストロゲンという女性ホルモンが尿酸の排泄を助けるため、尿酸値が低く保たれることが多いですが、閉経後にはエストロゲンの分泌が減少するため、その保護効果が弱まり、尿酸値が高くなりやすくなります。
ホルモンの変化
閉経後にエストロゲンの分泌が減少すると、男性と同じように尿酸の排泄が抑制され、血中尿酸値が上昇しやすくなります。これにより、痛風のリスクが高まります。
年齢による代謝の低下
年齢を重ねることで代謝が低下し、尿酸の分解や排泄がうまくいかなくなることも影響します。加齢に伴い、腎臓の機能が低下することも多く、尿酸の排泄が妨げられます。
生活習慣の影響
閉経後は体重が増加しやすくなり、肥満やメタボリックシンドロームになりやすいです。肥満は尿酸値を上昇させる原因の一つであり、痛風のリスクを高めます。

あなたも痛風予備軍!?今すぐチェック
以下の項目に該当するものが多いほど、痛風のリスクが高まる可能性があります。
自身の生活習慣や健康状態をチェックしてみてください。
☐ 魚卵(いくら、たらこ、明太子など)をよく食べる
☐ 肉類(レバー、牛肉、豚肉など)を頻繁に摂取する
☐ 貝類やエビ、カニなどの甲殻類をよく食べる
☐ 内臓類(もつ煮込み、レバーなど)を好む
☐ ビールをよく飲む
☐ 週に3回以上お酒を飲む
☐ 一度の飲酒で大量に飲むことが多い
☐ 最近体重が増えた
☐ ウエスト周りが大きくなった(男性85cm以上、女性90cm以上)
☐ デスクワークが多く、座りっぱなしの時間が長い
☐ 定期的な運動習慣がない
☐ エレベーターやエスカレーターをよく使う
☐ 一日に1リットル以下の水分しか摂らない
☐ トイレの回数が少ない(1日に5回以下)
☐ ジュースや炭酸飲料で水分を補っている
☐ ストレスを感じやすく、解消法がない
☐ 睡眠不足が続いている(1日6時間以下)
☐ 家族に痛風の人がいる
☐ 両親や兄弟が高尿酸血症と言われたことがある
☐ 高血圧を持っている
☐ 糖尿病を患っている
☐ 腎臓病の既往がある
結果
チェックが0~2個
現在の生活習慣は比較的健康的なようです。リスクが低いですが、引き続き健康に注意しましょう。
チェックが3~5個
痛風リスクが少し高めです。食生活や運動など、改善できる部分を見直してみましょう。
チェックが6個以上
痛風のリスクがかなり高い状態です。早めに生活習慣を改善し、必要であれば医師のアドバイスを受けることをおすすめします。
では、どのような予防対策をしたらよいのでしょうか?

高プリン体食品を控える
プリン体は尿酸のもとになります。
「レバー」「魚卵(いくら、たらこ)」「貝類」「牛・豚の内臓」などは、ほどほどにしましょう。

アルコールの摂取を制限
特にビールはプリン体が多く含まれているため控えることが大切です。
また、飲酒の頻度や量を減らし、ノーアルコールdayを週に数回作ることが理想です。

水分を十分に摂る
尿酸を排出しやすくするためには、水分摂取が大切です。
特に起床時や食事の前後、運動後に意識的に水分を摂るようにしましょう。

肥満を避ける
体重が増えると体内の尿酸値が上昇しやすくなり、痛風のリスクが高まるため、適正な体重を維持することが効果的な対策となります。

適度な運動を取り入れる
軽い運動は血流を改善し、尿酸の排出を促します。
ただし、激しい運動は逆に尿酸値を上げる可能性があるので、ウォーキングやストレッチなどの負担の少ない運動を心がけましょう。

食生活を見直す
プリン体を控えるだけでなく、バランスの取れた食事を心がけましょう。
特に野菜、大豆製品、穀物などプリン体の少ないものを選び、塩分や脂肪分の多い食品はほどほどにしましょう。

定期的な健康診断を行う
尿酸値を定期的にチェックするように心がけましょう。
異常があれば早めに医師の指導を受けることが予防につながります。

さいごに
これらの対策を取り入れることで、痛風のリスクを下げ、健康な生活を維持できます。
あなたの大切なパートナーが、末永く健康で過ごせるようサポートしていきましょう♡