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夜月を楽しむ!都会の隠れ家「浜離宮恩賜庭園」

2024年10月6日 / 47289
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10月に入り、秋も深まり、涼しい風を感じる季節になりましたね。

今月は、十五夜に続いて、もうひとつの美しい月夜「十三夜」が訪れます。

そんな秋の風情を感じられる季節にぴったりのスポットとして、今回は東京都にある「浜離宮恩賜庭園」をご紹介します。




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将軍が愛した名園「浜離宮恩賜庭園」の魅力



都会の喧騒を忘れさせてくれる癒しの場所「浜離宮恩賜庭園」

東京の中心にありながら、自然の美しさを存分に楽しめるスポットです。

背後に立ち並ぶ高層ビル群と、広大な庭園が織り成す景色は、現代と歴史が共存する独特の雰囲気を醸し出しており、多くの人々を魅了しています。

この庭園は、江戸時代に創設され、歴代の将軍たちに大切にされてきました。その歴史的価値から、国の特別名勝および特別史跡にも指定されています。  
    

庭園の中でも特に特徴的なのが、東京湾の海水を取り入れた「海水の池」

都内に現存する江戸の庭園の中で、海水を使った池が残っているのはここだけであり、一見の価値があります。

また、水の上に浮かぶように建てられた御茶屋は、昔ながらの風情を感じさせるスポット。

庭園を歩きながら、歴史に思いを馳せ、現代の東京と江戸時代の趣が融合した光景を楽しむことができます。




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浜離宮でお月見散歩 ~将軍の御庭で栗名月を愛でる~



10月15日(火)から10月19日(土)の5日間、浜離宮恩賜庭園では開園時間を延長し、夜の庭園が特別にライトアップされます。

柔らかな灯りに包まれるこの期間中には、かつて将軍が庭園で楽しんだ「船上雅楽」の再現や、月見台での厳かなお供え式が実施されるほか、庭園の夜景をより深く楽しむ「お月見特別ツアー」も開催されます。

さらに、イベント限定の提灯なども販売され、お月見の雰囲気を存分に楽しむことができます。

また、昨年も好評だった竹芝からの小型電動船「EV船」の運航も再び行われます。

風にそよぐ木々の音や水面に映る月の光、そして庭園を照らす優しい灯りが、日常とは異なる時間を感じさせてくれます。

昼間とはまったく違う表情を見せる浜離宮恩賜庭園で、秋の夜長を楽しみながら、心に残るお月見を体験してみませんか?



開催期間

2024年10月15日(火)~10月19日(土)


時間

9:00~21:00 (最終入園は20:30)


※17時00分以降、安全確保のため立ち入りを制限する区域があります。

※中の御門は17時00分に閉門します(最終入園は16時30分) 17時00分以降は大手門をご利用ください。





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中島の御茶屋で限定「お月見メニュー」



中島の御茶屋では、美しい景色を楽しみながら、お抹茶とイベント限定の和菓子セットをご堪能いただけます。


また、日本酒と栗を使ったお菓子もご用意しており、秋の風情を存分に味わえる内容となっています。

夜の御茶屋を楽しめるこの機会は非常に貴重ですので、ぜひこの幻想的なひとときをお楽しみください。




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インフォメーション



住所

東京都中央区浜離宮庭園1-1


入園料

一般 300円  

65 歳以上 150円


※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料



アクセス

大手門口へ

・都営地下鉄大江戸線「築地市場」(E18)下車 A2出口 徒歩7分

・都営地下鉄大江戸線「汐留」(E19)下車 5番出口徒歩7分

・ゆりかもめ「汐留」下車 東出口 徒歩7分




中の門口へ

・都営地下鉄大江戸線「汐留」下車 10番出口 徒歩5分

・JR「浜松町」下車 北口 徒歩15分

・水上バス(日の出桟橋─浅草)「浜離宮発着場」下船

・東京水辺ライン(両国・お台場行)「浜離宮発着場」下船