
「最近なんだか疲れやすい」「少し動くだけで息があがる」…そんなプチ不調、感じていませんか?
実はこれ、運動不足による“運動貯筋ゼロ”のサインかもしれません。
今回は、運動が苦手な人でも今日からできる、ムリなく続けられる「運動貯筋」のはじめ方をご紹介します。

運動不足で体力ダウン
40代・50代は、筋肉量や代謝が自然と落ちていく世代。
これまで何もしなくてもキープできていた体力は、運動をしないと、年々じわじわ減っていきます。
その結果…
✔ ちょっとした坂道や階段がつらい
✔ 疲れが取れにくい
✔ 太りやすくなる
といった変化が、少しずつ生活に影響を与えるように。

運動不足は股関節が硬くなる?
股関節は、歩く・立つ・座る・しゃがむなど、日常のあらゆる動きの「かなめ」となる場所。
でも、座りっぱなしや動かない生活が続くと、股関節まわりの筋肉はどんどん硬くなり、
✔ 腰痛やひざ痛
✔ 歩幅が狭くなる
✔ 転びやすくなる
といったリスクが高まってしまいます。

運動不足は、むくみの原因?
筋肉は「血液を流すポンプ役」。
動かさないと血流が滞り、
✔ むくみやすい
✔ 手足が冷える
✔ 代謝が下がって脂肪がたまりやすい
…という悪循環に。
そのままにしておくと、将来の寝たきりリスクも上がってしまうことが、最近の研究でもわかっています。

「運動貯筋」ってなに?
今のうちに少しずつ“動ける体”をキープしておくこと。お金の貯金と同じで、運動も少しずつ積み重ねておくことで、将来の自分がラクになるんです。
なぜ“今”が大事なの?
40代・50代は、見た目にはまだまだ元気。でも体の内側では、確実に筋力・柔軟性・バランス感覚がゆるやかに下り坂に。その変化は気づきにくいからこそ、「今は大丈夫」と思って何もしないままだと、気づいた時には…
✔階段がつらい
✔転びやすくなる
✔腰痛・ひざ痛が当たり前に
✔代謝が落ちて太りやすくなる
✔動くたびに疲れやすくなる
こうした体の変化は、いきなり来るのではなく、少しずつ静かに進んでいくんです。

動ける体へ!貯金習慣
「毎日ジムに通わなきゃ」「ハードな筋トレが必要」…そんなふうに思っていませんか?
でも、運動貯筋に必要なのは、“できる範囲のちょっとした動き”をコツコツ続けること。
動ける体が「未来の自分への贈り物」に
今、少しずつでも体を動かしておくことで、
✔ 「疲れにくい」
✔ 「太りにくい」
✔ 「動ける自分」
でいられる未来へつながっていきます。

今日からできる運動貯筋
「運動しなきゃとは思うけど、なかなか続かない…」「そもそも運動が苦手…」そんなあなたにこそ試してほしいのが、“少しずつ、できることだけ”運動貯筋をしていく方法です。
大切なのは、「完璧にやろう」ではなく「ちょっと動けたらOK」という気持ち。
ここでは、運動が苦手な人でも無理なく始められる「今日からできる運動貯筋」をご紹介します。
ステップ1:朝の深呼吸ストレッチ
朝起きたら、その場でできる簡単ストレッチ。
1分だけでもOK!
◆ 深呼吸ストレッチ
1. 両手を上に伸ばして大きく背伸び
2. 吐きながら肩をぐるぐる回す
3. そのまま股関節を意識して軽く前屈
呼吸を止めずにゆっくり。
これだけでも、1日をスムーズにスタートできます。
ステップ2:エレベーターを階段に変える
「全部階段にしなきゃ」と思わなくて大丈夫。
1日1回だけ階段を使うところからスタート。
慣れてきたら、「1駅分歩く」や「買い物は徒歩で」などもプラスできると◎。
ステップ3:テレビを見ながら“ながら運動”
忙しい毎日でも、テレビ時間を活用すれば運動時間に早変わり!
✔ 足パタパタ(仰向けで両足を交互に上下)
✔ お尻上げ(ヒップリフト)
✔ かかと上げ(立ったままゆっくりかかとを上げ下げ)
「1日5回できたらOK!」という気軽な気持ちが続けるコツ。
ステップ4:1日5回スクワットで“運動貯金”スタート!
スクワットは下半身の大きな筋肉を動かす“貯金力”の高い運動。
◆ やさしいスクワットのやり方
1. 椅子に腰かけるようにゆっくりお尻を下げる
2. 膝がつま先より前に出ないように注意
3. 5回だけでもOK!(慣れたら10回に増やすのも◎)

運動を続けるコツ
「どうせ続かないし…」
「三日坊主になる気しかしない…」
そんなふうに思ってしまう方も多いかもしれません。
大切なのは、「続けること」ではなく「やめないこと」なんです。
今日はできなくても、また明日ちょっと動けばそれでOK!
ここでは、運動貯筋をムリなく続けるためのコツをご紹介します。
「完璧じゃなくていい」と決める
「毎日絶対やらなきゃ」ではなく、「週に3日できたらOK」くらいのゆるい目標で大丈夫。
少しずつできた日が増えていけば、それが自信につながります。
「できた自分」をしっかりほめる
「1日5回スクワットできた」「今日は1階分だけ階段を使えた」 たったこれだけでも、ちゃんと「運動貯金」できています。
「私、えらい!」「ちゃんと積み立ててる!」と、声に出して自分をほめてあげましょう。
気持ちいい動きから始める
「やらなきゃ」よりも、「これ気持ちいい!」と思える動きを選ぶのが長続きのポイント。
✔ 朝の背伸び
✔ 股関節ゆるめストレッチ
✔ 肩まわし&深呼吸
まずは“気持ちいい”を感じることが、運動習慣の第一歩です。
スマホアラームを「応援メッセージ」にする
たとえば、
📱「おつかれさま♪ 深呼吸&ストレッチタイム」
こんなふうに、やさしいアラームをセットすると、義務感ではなく“思い出せるきっかけ”に。
できない日があっても気にしない
できなかった日は「お休み日」。
また次の日に「ちょっと動く」を積み立てればOK。
“ゼロにしない”ことが、運動貯筋の大切なポイントです。

さいごに
運動が苦手でも、忙しくても、できる範囲で少しずつ体を動かすだけで、体はきちんと応えてくれます。
今コツコツ積み重ねた運動貯筋は、未来のあなたへの“贈り物”。
あなたのペースで、無理なく続けていきましょう。
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