
「最近、足の親指が痛む…」そんな違和感、見逃していませんか?
巻き爪は40代・50代女性に多く、放置すると悪化することも。
今回は、巻き爪の原因や予防法、セルフケアのポイントなど、忙しい毎日でもできる対策をご紹介します。

巻き爪の初期サインとは?
巻き爪の初期は、爪の両端が少しずつ内側に巻き込み、皮膚を圧迫し始めます。
その段階では、見た目には大きな変化がなくても、次のような症状が出ていることがあります。
親指の先がジンジン痛む
一見、疲れや靴ずれのようにも感じるため、見逃しがちです。
爪の端が赤く腫れている
爪が皮膚に食い込み始めると、炎症を起こして赤くなりやすくなります。
靴を履くと痛い/歩くと違和感がある
特に先の細い靴や硬い靴を履いたときに、指先が圧迫されて痛みが強くなることも。
これらは、巻き爪が静かに進行しているサイン。
放っておくと、痛みや炎症が強くなり、歩くのもつらくなってしまうこともあるため、早めにケアすることが大切です。
「いつもと違うかも」と感じたら、まずは足元をよく観察してみてくださいね。

巻き爪の原因をチェック!
巻き爪は、突然起きるものではありません。
日々のちょっとした生活習慣や体の変化が、少しずつ積み重なって起きることが多いのです。
爪を丸く切る
爪を丸く切ってしまうと、両端が皮膚に食い込みやすくなります。深爪もNG。
ヒールやきつい靴による圧迫
足先が窮屈な靴や、高いヒールで前滑りしやすい靴は、指先に大きな負担をかけ、巻き爪の原因になります。
加齢や運動不足による足指の筋力低下
年齢とともに足の筋肉が衰えると、地面をしっかり踏みしめられなくなり、足の指が浮いたような状態になり、爪に適切な力がかからず、巻きやすくなります。
外反母趾や歩き方のクセ
足の骨格のゆがみや歩行のクセも、足指への圧のかかり方に影響を与えます。親指に不自然な力がかかり続けると、爪が内側に巻いてしまうことも。

巻き爪放置はNG!その理由
「ちょっと痛いだけだから」「靴を替えたらマシになったし…」と、そのままにしてしまいがちな巻き爪。
放っておくと見過ごせないリスクが・・。
姿勢が悪くなる
巻き爪の痛みをかばって歩くことで、体の重心が偏り、自然と姿勢も崩れがちに。これが肩こりや腰痛、膝の痛みの原因になります。
炎症や化膿を引き起こす
巻いた爪が皮膚に食い込むと、そこからばい菌が入り、赤く腫れたり、膿が出たりすることも。
ひどくなると靴が履けないほどの激しい痛みになるケースもあるため、注意が必要です。
高齢期は“転倒リスク”が
足元の痛みは、無意識のうちに歩き方に影響し、足をしっかり上げられなくなったり、バランスを崩しやすくなったりします。
特に年齢を重ねるほど、この小さな不調が大きなケガの引き金になりやすいのです。
巻き爪は、見た目以上に「歩く力」に直結するトラブルです。
「たかが爪」とあなどらず、早めに対処することが大事です!!!

巻き爪予防に効く習慣!
巻き爪は、一度なってしまうと繰り返しやすいもの。だからこそ、日々のちょっとした心がけが、予防のカギになります。
爪の切り方は「スクエアカット」で
爪を丸く切りすぎると、爪の端が皮膚に食い込みやすくなります。
巻き爪を防ぐには、角を残した「四角い形=スクエアカット」が基本。切りすぎ(深爪)にも注意しましょう。
指を動かして足元の血流をアップ
「足指じゃんけん」や、足の指を1本ずつ開くストレッチは、足指の筋力維持におすすめ。
運動不足になりがちな更年期以降は、足先のこわばりにも気づきにくいので、意識して動かすことが大切です。
靴との相性、見直してみませんか?
つま先がきつい靴やヒール靴は、足指への負担がかかります。
足にフィットした靴選びと、衝撃を和らげるインソールの活用で、足へのストレスを軽減しましょう。
お風呂上がりは保湿&マッサージタイム
乾燥した爪や皮膚は、割れやすく、巻き爪のリスクも高まります。
入浴後は、足指の間や爪まわりまで丁寧に保湿して、優しくマッサージをしましょう。血流がよくなり、冷え対策にも◎。

もう限界…痛みがひどい時は?
「歩くたびにズキズキする…」「靴を履くのもつらい…」そんな時は、我慢せず、できるだけ早めに専門医の診察を受けましょう。
巻き爪は“痛みを我慢すれば治る”というものではなく、放っておくことで悪化してしまうことも・・
巻き爪は皮膚科、巻き爪専門の外来で治療を受けることができます。
痛みの原因を取り除くだけでも、日常がぐっと楽になります。

さいごに
足元の小さな痛みは、外出が億劫になったり、靴選びに悩んだりするだけでなく、心のゆとりを奪ってしまうことも。
毎日を心地よく過ごすために、まずは足先から、自分をやさしくいたわる習慣を始めていきましょう。
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