
最近、言葉がすっと出てこなかったり、予定をうっかり忘れたり…。
「これって歳のせい?」と不安になること、ありませんか?
40代・50代の今だからこそ始めたい“脳にやさしい暮らし方”。
未来の自分のために、今日からできることを一緒に見つけてみましょう。

その物忘れ、要注意!
「鍵、どこに置いたっけ?」「テレビで見たあの人の名前、なんだっけ…」
こういう物忘れ「年齢のせいだから仕方ない」と思いがちですが、実はその“うっかり”が、脳の疲れや老化のサインである可能性もあります。
40代・50代は、仕事・家事・介護などでマルチタスクが当たり前。
情報処理が追いつかず、脳がオーバーヒート状態になっているかもしれません。

脳の不調サインとは
「まだ大丈夫」と思っていても、すでに脳からの小さなSOSが出ていることも。
あなたの“今”を見つめ直してみましょう。
あなたは大丈夫?
□ 予定をうっかり忘れることが増えた
□ 会話の中で言葉が出てこない
□ 同じ話を何度もしてしまう
□ レジやATMの操作で戸惑うことがある
□ よく知っている場所で迷いそうになったことがある
□ 疲れが取れず、やる気も出にくい
□ 食欲や睡眠に変化がある
□ 人と会うのが少し面倒に感じる
→ 2つ以上当てはまったら、「脳のリズムが乱れているサイン」かもしれません。

今こそ始める脳ケア
認知症は、ある日突然なるものではありません。
脳の中では、発症の10〜20年前から、じわじわと変化が始まっています。
この時期に始まる「小さな変化」に気づけるかどうかが、10年後の脳の健康に大きな差を生みます。

食事で脳を若く保つ
脳は、私たちが食べたものからエネルギーを得ています。意識して以下の栄養素を摂取しましょう。
オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)
青魚、アマニ油、えごま油など
ビタミンB群
豚肉、玄米、納豆、卵など
ポリフェノール
ブルーベリー、カカオなど
また、「よく噛むこと」も脳の活性化に効果的です。
注意!!
栄養バランスの偏り・過剰な糖質摂取・外食中心の食生活は、脳の老化を早めてしまうので要注意です!!

脳が喜ぶ運動習慣
「運動=ダイエットのため」と思いがちですが、脳の健康維持にも大きな効果があります。
特におすすめなのが、速歩き・水泳・ストレッチ・軽めの筋トレといった“中強度”の運動。
運動によって「BDNF(脳由来神経栄養因子)」という、脳細胞を育てるホルモンの分泌が促されるといわれています。
また以下のような、記憶と体を同時に使う動き「ながら運動」で脳を刺激するのも効果的です!
✔ 数を数えながら階段を上る
✔ 音楽を聴きながら手足を動かす
✔ ダンスの振りを覚える
「続けること」が大切なので、頑張りすぎず、“楽しめる”ことから始めましょう。

脳とストレスの関係
多忙や人間関係のストレス。知らず知らずのうちに、脳も疲れていませんか?
実は、慢性的なストレスは、記憶力や判断力を司る「前頭葉」の働きを鈍らせ、認知機能の低下につながることがわかっています。
特に女性は、更年期や家庭内の役割変化など、ストレスの波が重なる時期。
「人に頼る」「気持ちを言葉にする」「好きな香りを楽しむ」など、“ストレスオフ”の習慣を作るようにしましょう。
また、脳の健康を守るうえで「頑張りすぎないこと」も大切です。

医療と上手につながる
「何かあってから」ではなく、「何もないうちに」医療とつながることが、認知症予防には大切。
今は、「脳ドック」「 軽度認知障害(MCI)スクリーニング検査」「認知機能検査アプリやサービス」など、気軽に受けられる検査やツールも増えています。
年に1回の健康診断と同じように、“脳の状態”も定期的に見える化しておくことで、安心感にもつながります。

さいごに
脳の健康は、日々の小さな選択から育てていけるものです。
10年後も“私らしく”笑って過ごせるために、今日からゆるやかに始めてみませんか?
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