
「お腹が空いた…!」そんなときこそ、何を食べるかが大切です。
実は、空腹状態のカラダはとても繊細。何気なく口にした食べ物が、胃腸に大きな負担をかけてしまうことも・・
特に、年齢とともに消化力が落ちてくる40代・50代の女性は要注意です。
今回は、空腹時に避けたいNG食品と、カラダにやさしい“最初のひと口”をご紹介します。

40代・50代女性の胃腸事情
加齢による胃粘膜の委縮
年齢とともに、胃の粘膜が薄くなり、胃酸に敏感になります。
女性ホルモンの変化
エストロゲンの減少は、自律神経の乱れを招き、胃腸のリズムを乱します。
ストレスの蓄積
仕事・家庭・介護など、40代・50代はストレスのかかる時期。これも胃にダイレクトな影響を及ぼします。
だからこそ、「若いころと同じ食生活」は通用しません。
では、どのような食品に注意したらよいでしょうか?

ブラックコーヒー
空腹時のブラックコーヒーは、胃酸の分泌を一気に促進します。
さらに、加齢による胃粘膜の萎縮で刺激に敏感になっており、胃が荒れやすく、胃痛・吐き気・むかつきなどの原因に。
対策は?
朝飲むなら、食後に飲みましょう。豆乳などを少量加えると、刺激が緩和されます。

アルコール
空きっ腹でのアルコール(ビール・ハイボールなど)は、吸収が非常に早く、肝臓への負担が急増します。
さらに、女性ホルモンのバランスが崩れやすい更年期世代は、アルコールによる自律神経の乱れも深刻化しやすくなります。
対策は?
飲む時は、必ず何かを胃に入れてから。枝豆や焼き魚などがおすすめです。

甘いお菓子・チョコレート
空腹時は血糖値が下がっている状態。
そこに急激な糖分を入れると、血糖値が急上昇→急降下し、その後の眠気・イライラ・疲労感を引き起こしやすくなります。
40代以降はインスリンの分泌や代謝のスピードも落ちているため、脂肪として蓄積されやすいので要注意です。
対策は?
バナナや干し芋、ナッツ入りのオートミールバーなど“血糖値が緩やかに上がる”ものを選びましょう。

炭酸飲料・冷たいジュース
炭酸の刺激で、胃腸の動きが一気にストップします。
特に空腹時には、冷たい刺激が自律神経を乱しやすく、お腹の張り・下痢・胃痛の原因に。
さらに甘い炭酸飲料は、糖分の塊。これも脂肪の蓄積に直結します。
対策は?
どうしても飲みたいときは、食後に常温で少量を。

酸味の強い果物・酢の物
「みかん」「グレープフルーツ」「梅干し」「黒酢ドリンク」などは、胃酸との相乗効果で強い酸刺激になります。
空腹時に摂ると、胃がキリキリしたり、むかむかしたりする方も多く見られます。
特に胃腸の不調が出やすい40代・50代は注意が必要です。
対策は?
酸味のある食材は、他の食べ物と一緒に摂る、または朝ではなく昼以降に食べるようにしましょう。

“最初のひと口”の選び方
長い空腹時間のあと、いきなりガッツリ食べると胃腸がびっくりしてしまいます。そんなときこそ「最初のひと口」が大切です。
白湯・常温の水
まずは、内臓を「目覚めさせる」ウォームアップを。
朝の空腹時や、食事前に一杯の白湯をゆっくり飲むことで、胃腸がゆるやかに動き出し、食べ物の消化吸収がスムーズになります。
冷たい水は胃腸を縮こまらせるため、常温〜ぬるめにしましょう。
ゆで卵
腹持ちのよいタンパク質源。固ゆでより半熟の方が消化しやすいという説もあります。
スープ
胃をやさしく包み、体全体をホッとさせてくれます。
特に味噌汁や野菜スープは、塩分と栄養のバランスも◎
ナッツ(無塩・無油)
アーモンドやクルミなどには、良質な脂質・食物繊維・ビタミンEが豊富に含まれており、少量で満足感が得られ、血糖値の急上昇を防ぐ効果も期待できます。
ただし、カロリーは高めなので1日10粒程度までにしましょう。
また、塩や油でコーティングされていない“素焼きタイプ”がおすすめです。

さいごに
空腹は生きている証。
ですが、そのタイミングで何を口にするかで、私たちの体調も気分もぐっと変わってきます。
“お腹がすいた”ときこそ、自分を労わるチャンス。
そんな風に食べ方を変えていけたら素敵ですね♡
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