
夏のノースリーブ、ヨガやジムで腕を上げる瞬間、ふと鏡に映った自分の脇の黒ずみ。
「私だけ?」と思いきや、40代・50代では非常に多いお悩みです。
ですが、黒ずみは正しいケアで変わります。
今回は、今日からできる予防・改善法を解説します。

黒ずみの原因
黒ずみの原因は1つではなく、いくつもの要素が絡みます。
摩擦刺激
カミソリで肌表面を削ることで細かい傷ができたり、ぴったりした服や下着のこすれなど、日常的な刺激が積み重なることで、炎症を引き起こします。
乾燥による角質肥厚
保湿を怠ると角質層が厚く硬くなり、肌がくすんで見えます。
汗と雑菌による炎症
脇は高温多湿で菌が増えやすい部位です。炎症を繰り返すことでメラニン色素が沈着しやすくなります。
年齢によるターンオーバー低下
40代以降は肌の生まれ変わりが遅くなり、沈着した色素が残りやすくなります。

黒ずみ悪化NG習慣
以下の行動は摩擦・乾燥をさらに進めてしまう原因になります。心当たりはありませんか?
ゴシゴシ洗い
「清潔にしたい」「においが気になる」という気持ちで強くこすると、肌は逆に傷つきバリア機能が壊れます。結果、炎症→黒ずみの悪循環に。
毎回のカミソリ処理
カミソリの刃が角質ごと削り、常に炎症状態に。繰り返せば繰り返すほど沈着が強くなります。
保湿不足
脇は皮脂分泌が少なく乾燥しやすい部位。保湿しないと肌が硬くなり、黒っぽく見えやすくなります。
通気性の悪い服
化学繊維のきつい服はムレの原因。菌の増殖でかゆみ・炎症が起きやすくなります。

黒ずみ予防ケア法
やさしく洗う
タオルでゴシゴシはNGです。脇を洗うときは、石けんをよく泡立てて手のひらでなでるようにやさしく洗いましょう。
ムダ毛処理は肌を守る方法で
ムダ毛を処理する時は、カミソリではなく「電気シェーバー」で処理しましょう。定期的に、医療脱毛・サロン脱毛で長期的に刺激を減らすのもおすすめです。
保湿ケアを習慣に
お風呂上がりは、顔のスキンケアと同じタイミングで保湿クリームを脇にもぬりましょう。乾燥している人はセラミド・ヒアルロン酸入りのクリームを。
摩擦を減らす服選び
コットンやシルクなど肌当たりのやさしい素材、蒸れにくい下着やトップスで、脇の摩擦やムレを軽減しましょう。
デオドラントは低刺激を
アルコール成分が強いものは乾燥を招きやすいので、低刺激&敏感肌用タイプを選びましょう。

内側からのアプローチ
肌の生まれ変わりをサポートするには、外側だけでなく内側のケアも大切です。
抗酸化食材をとる
ビタミンC(柑橘、キウイ、パプリカ、ブロッコリーなど)
ビタミンE(アーモンド、アボカドなど)
たんぱく質をとる
お肌の材料となる「肉」「魚」「卵」「豆類」をバランスよく
血流を良くする習慣
軽い運動やストレッチで代謝を高め、肌の回復力を底上げ
質の良い睡眠
22時〜2時は肌再生のゴールデンタイム。夜更かし続きは色素沈着が治りにくくなる原因に

皮膚科に行くべきサイン
以下の場合は、早めに皮膚科で相談をしましょう。
✔赤み・かゆみ・痛みが続く
✔ 3カ月以上セルフケアしても改善しない
✔ 化膿や炎症を繰り返している
医療機関では「美白外用薬(ハイドロキノン、トラネキサム酸)」「ピーリング」「レーザー治療」など症状に応じた専門的な治療が受けることができます。

さいごに
脇の黒ずみは一朝一夕で消えるものではありません。
ですが、「こすらない」「保湿する」「刺激を減らす」この3つを心がけるだけで、少しずつ明るさは戻ります。
この夏は、思いきりノースリーブを着られるよう、今日からケアを始めてみませんか?
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