健活

夏の食中毒予防!家族を守る実践ガイド

2025年8月11日
チュアプレス
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美容と健康のナチュアプレス


蒸し暑い夏。

家族の食事作りにも細心の注意が必要な季節です。

気づかないうちに菌やウイルスが増えやすく、食中毒のリスクは一気に高まります。

今日からできる“守りの食習慣”で、この夏を安心して乗り切りましょう。


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夏は食中毒の危険シーズン


真夏の8月、台所や食卓の温度は細菌にとって理想的な環境。

気温30℃以上、湿度70%を超えると、わずか20分で細菌は倍に増えるとも言われます。

家族や友人とのBBQ、旅行先でのご当地グルメ、帰省中のおもてなし料理…楽しい食事のはずが、一歩間違えば体調を崩す引き金に。

さらに、夏の疲れや睡眠不足、ホルモン変化で免疫力が落ちやすく、軽症で済むはずの食中毒が重症化するリスクがあります。


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身近に潜むうっかり原因



冷蔵庫が詰まりすぎ 

 ✔冷蔵庫内は7割収納におさめましょう。

✔ 温度計で10℃以下を確認しましょう。

✔ ドア開閉は最小限に。


大鍋の作り置きを常温で放置 

小分けして浅い容器へいれ、氷水や保冷剤で急冷してから冷蔵庫で保存しましょう。


電子レンジの“温めムラ” 

ふた(ラップ)をして、全体が熱々になるように途中でかき混ぜましょう。


炊きたてご飯を熱いまま弁当に 

うちわで急冷→詰めましょう。さらに、ご飯に酢少々でリスク低減します。


水筒の麦茶を継ぎ足し 

作り置きは24時間以内に飲み切りましょう。また、毎回ボトルを洗浄・乾燥させましょう。


肉・魚と野菜の“まな板共用” 

色分け/面を分けましょう。また、使用後は洗剤→熱湯or漂白しましょう。


解凍を常温で 

夏の間は、解凍するのは冷蔵庫/流水/レンジ解凍に限定しましょう。


買い物順が逆 

生鮮は最後にカゴへ。また、保冷バッグ&保冷剤を常備しましょう。


開けた缶詰を缶のまま保存 

清潔な容器に移し替えて冷蔵庫で保存しましょう。


お刺身・寿司の長時間放置 

食卓に出したら30分以内を目安に食べ切りましょう。


手指の小キズ 

必ず防水絆創膏+手袋をしましょう。可能であれば、調理は他の人に交代すると安全です。


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食中毒予防の3原則



つけない(持ち込まない・広げない)

✔ 手洗いは「石けん+流水30秒」で指先・親指・手首までしっかり洗いましょう。調理前・生肉後・トイレ後・配膳前は必須です。

✔ 
肉・魚・野菜で、包丁/まな板/トングを完全に分けましょう。

✔マリネ液や漬けダレの再利用はNGです。

✔台ふきん・スポンジは、毎日煮沸/漂白を行いましょう。


増やさない(温度と時間の管理)

✔ 冷蔵10℃以下・冷凍-18℃以下を目安に。庫内は詰めすぎないようにしましょう。

✔ 冷蔵の作り置きは1〜2日、冷凍は1〜3週間。ラベルに日付を書いて管理しましょう。


やっつける(加熱・消毒)

✔ 加熱の基準:中心温度75℃で1分以上。(鶏・ひき肉・卵料理・再加熱の目安)

✔ 
レンジ再加熱:ラップで覆い蒸気を逃さず、途中でかき混ぜて均一に。

✔ 
器具・台は台所用漂白剤を表示どおり希釈して拭き上げして、水拭きしましょう



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夏に危険な食材と扱い方



鶏肉

✔ 持ち帰りは、保冷剤と一緒に。

✔ 調理する時は、中心まで白くなるまで加熱しましょう。


ひき肉

✔ 当日か翌日に使い切りましょう。

✔ 調理する時は、中心までしっかり褐色に。ハンバーグは割って中まで確認。


卵・卵料理

✔ 割ったら即使用しましょう。また、割卵の保管は避けましょう。

✔ マヨネーズ・手作りソースの室温放置はNGです。


魚介・刺身

✔ 持ち帰りは、保冷バッグ+保冷剤で。

✔ 食卓に出したら早めに食べ切りましょう。


ご飯・チャーハン

✔ 炊飯は早めに冷まして保存しましょう。

✔ 再加熱は全体が熱々になるように。常温放置のご飯での“翌日チャーハン”は避けましょう。


惣菜・テイクアウト

✔ 寄り道せず直帰しましょう。

✔ 再加熱は中までしっかり。一人分ずつ温めるとムラが少ないです。


おにぎり・弁当

✔握るときは、ラップ/手袋を使用しましょう。また、おにぎりの具は加熱済みが必須です。

✔保冷剤必須です。直射日光NG。



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外食・レジャーでの注意点



外食

✔ 生肉・レア調理は避けるために、加熱状態を必ず確認しましょう。

✔ ビュッフェでは、長時間置かれた料理は要注意です。


持ち寄り・ホームパーティ

✔ 盛り付けは、小分け容器で取り分けましょう。

✔ 飲み物の回し飲みは控えましょう。


アウトドア・BBQ

✔ クーラーボックスは、直射日光を避け、保冷剤を上下に配置しましょう。

✔ 生肉は二重包装で、汁漏れ防止を。

✔ トングを2本(生肉用/焼けた肉用)準備しましょう。焼けた肉は清潔な皿へ。


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万が一の時の初期対応



まずやること

✔経口補水液を少量ずつ(5–10分おきに数口)飲みましょう。

✔食事は、無理に食べなくても大丈夫です。落ち着いたら消化にやさしいもの(おかゆ・味噌汁)を少しずつ食べましょう。

✔ 下痢止めの自己判断は避けましょう。毒素の排出を妨げることがあります。


こういう時は受診を!

✔ 高熱(目安38.5℃以上)、嘔吐が続く、尿が極端に少ない、強いだるさ、激しい腹痛を伴う時は、迷わず受診しましょう。

✔ 特に、高齢者・基礎疾患・妊娠中・子どもは早めに受診しましょう。


家庭内の二次感染を防ぐ

✔ 共有タオルは中止して、ペーパータオルを使用しましょう。トイレはこまめに消毒。

✔ 嘔吐・下痢の処理は「手袋+マスク」で行いましょう。処理後は石けん手洗いを徹底。

✔ 可能なら原因食・発症時刻をメモしましょう。受診時や保健所相談に役立ちます。


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さいごに


夏の食中毒は“ちょっとの油断”で起きますが、“ちょっとの意識”で防げます。

冷蔵庫の温度チェック、手洗いの徹底、加熱確認…どれも今日から始められることばかり。

あなたと家族の健康を守るため、今年の夏は食の安全習慣をしっかり身につけましょう。


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