
足先が冷たく、頭だけが熱い…。
そんな不調に昔から伝わるシンプルなケア法「頭寒足熱」をご存知ですか?
足を温め、頭を涼しく保つことで血流や自律神経が整い、冷えやのぼせ、不眠の改善に役立ちます。
今回は、そんな「頭寒足熱」の基本のやり方と注意点を解説します。

頭寒足熱とは?
40代・50代になると、「足先が氷のように冷たい」「頭だけが熱くてのぼせる」「朝起きても疲れが取れない」こんな不調が増えてきます。
そんな不調に昔から用いられてきたのが「頭寒足熱」。一見古い知恵のようですが、血流・神経・体温の科学的な視点から見ても理にかなった方法なのです。
足をじんわり温め、頭を涼しく保つことで血流の巡りをよくし、体のバランスを整える・・とても基本的だけれど、40代・50代の女性にこそ取り入れてほしいケア法です。

実はこんな症状に役立つ!
頭寒足熱を意識すると、体の巡りが整うことで以下のような実感できる変化があります。
✔ 手足がぽかぽかして、夜ぐっすり眠れる
✔ 頭がすっきりして、集中力が上がる
✔ 肩こり・めまい・のぼせが和らぐ
✔ 冷えが原因の不調を防ぐ

頭寒足熱の実践法
日中編
✔ デスクワーク中は膝掛け+レッグウォーマーを
✔ 冷房が効いているオフィスでは足首だけ守る靴下を
夜のリラックスタイム
✔ 足湯(38〜40℃で10〜15分)で温めましょう
✔ 半身浴はみぞおちまで。汗をかきすぎないよう注意しましょう
✔ 湯上がりは保湿+靴下で温かさをキープ
就寝時
✔ 寝室の足元には冷気がたまりやすいので、薄い靴下を活用しましょう
✔ 頭は熱がこもらないように、掛け布団やタオルで頭まで覆わず、空気が通る状態にし、涼しく保ちましょう
常時
内側から体を冷やさないよう、冷たい飲み物ばかりは控え、常温や温かいものを選びましょう。

夏のエアコン時期こそ!
夏はエアコンの冷たい風で足元だけが冷えてしまうことも多いですよね?
「スリッパや薄手の靴下で足元を守る」というように、首から上は涼しく、足元をしっかり温めることで冷えによる不調を防ぐことができます。

やってはいけないNG習慣
頭寒足熱は「ほどよさ」が大切です。以下のような習慣を続けていると逆効果です。
✔ 暑いからと冷たい飲み物・氷入りドリンクばかり飲む
✔ 頭まで熱がこもるほどの厚着や暖房
✔ ホットカーペットや電気毛布を長時間あてて汗だくのまま放置
✔ 足を温めすぎて汗をかき、そのまま冷やすと逆効果
✔ 熱すぎるお湯での足湯はのぼせや立ちくらみの原因に
また、心臓病・糖尿病・血管疾患などの持病がある方は、自己流で無理をせず、医師に相談してから行いましょう。

頭寒足熱サポートアイテム
夏におすすめのアイテム
✔薄手レッグウォーマー(足首~ふくらはぎを冷房から守る)
✔冷感ジェル枕・冷感ピロー(首から上だけを涼しく保てる)
✔足指ストレッチサンダル(足指を広げて血流を促進・冷えだけでなくむくみ改善にも)
✔薄手の綿ソックス・シルクソックス(エアコンで冷えた足を守りつつ、通気性◎)
冬におすすめのアイテム
✔湯たんぽ(就寝前に布団の足元を温める)
✔厚手のレッグウォーマー・シルク&ウール(特に就寝中の足の冷え対策に)
✔ボアスリッパ(床からの冷気をブロック・底が厚く、足首まで覆うタイプが◎)
✔電気足温器/フットウォーマー(冷え症が強い方やデスクワークに)
✔あずきカイロ(レンジで温めて足元やふくらはぎに・遠赤外線効果で深部まで温まる)

さいごに
「頭寒足熱」に特別な道具は必要ありません。
温めるべきところを温め、涼しく保つところは涼しく・・ただそれだけで、体のバランスが整い、疲れにくく、睡眠の質まで変わります。
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