
「最近、なんとなく自分の体の匂いが気になる…」そんな経験はありませんか?
実は、匂いの元は汗や皮脂だけではなく、日々口にしている食べ物に大きく関係しています。
この記事では、体臭の原因になる食べ物、匂いを和らげる食材や生活習慣など、今日からできるケア方法をご紹介します。

40代からの体臭変化
40代以降になると、汗や皮脂の成分が変わり、今まで感じなかった匂いが気になりやすくなります。
特に、女性は閉経に向けて女性ホルモンが減少し、皮脂の酸化や雑菌の繁殖が進みやすくなります。
その背景には、食事の影響も大きく関わっています。

体臭悪化ワースト食
日々の食事のなかに、知らず知らずのうちに“ニオイのもと”が潜んでいること、ご存じですか?
脂質の多い肉類・揚げ物
飽和脂肪酸を多く含む牛肉や豚肉、唐揚げや天ぷらなどの揚げ物は、体内で酸化しやすく、皮脂腺から分泌される皮脂を酸化臭へと変化させます。
にんにく・ニラ・玉ねぎ
硫黄化合物(アリシン)が血液に入り、体全体を巡って汗や呼気から排出されます。にんにく料理を食べた翌日まで匂いが残るのはこのためです。
アルコール
肝臓で分解される際、アセトアルデヒドが発生。分解が追いつかないと汗や息に混ざり、独特のアルコール臭を放ちます。
糖質過多のお菓子・菓子パン
糖質を摂りすぎると「糖化反応」が起き、たんぱく質と結びついたAGEs(終末糖化産物)が蓄積します。これが皮膚や汗に甘酸っぱい匂いを発生させます。
加工食品
スナック菓子、インスタント食品、ファストフードなどは酸化油脂や添加物が多く、肝臓や腎臓に負担をかけ、代謝不良から体臭の悪化につながります。

意外な匂い食品
「まさか、こんなことが…?」と思うような意外な習慣が、実はニオイの原因になっているかもしれません。
プロテインの過剰摂取
筋肉づくりのために摂りすぎると、たんぱく質の代謝過程でアンモニアが発生し、尿や汗にツンとした匂いが出ます。
乳製品の摂りすぎ
チーズや牛乳を過剰に摂ると腸内で発酵が進み、ガスや便臭が強くなることがあります。
香辛料の多用
カレーや唐辛子、チリパウダーなどの香辛料は消化後も成分が体内に残り、皮膚や汗から放出されやすいです。
極端な糖質制限
糖質不足でケトン体が増えると、アセトン臭(甘酸っぱい匂い)が体から漂います。

匂い改善フード
実は、ニオイをやわらげてくれる“頼れる食材”もあるんです。毎日の食事に、そっと取り入れてみませんか?
緑茶・烏龍茶
カテキンが抗酸化作用を発揮し、皮脂の酸化を抑えるだけでなく、口臭の原因菌の増殖も防ぎます。
柑橘類・キウイ・いちご
ビタミンCが皮膚のコラーゲン生成を助け、酸化を抑えながら肌の透明感もアップ。
海藻類(わかめ・昆布・ひじき)
ミネラル補給で新陳代謝をサポートし、老廃物排出を促します。
発酵食品(納豆・味噌・ヨーグルト)
腸内環境を整えることで、便やガス由来の匂いを軽減。
良質な油(青魚・アマニ油・えごま油)
オメガ3脂肪酸が体内の炎症と酸化を防ぎます。

日常でできる匂い対策
ニオイに悩まない毎日のために。今からできる、やさしい習慣を一緒に始めてみましょう。
肉や揚げ物は控えめに
お肉や揚げ物のかわりに、魚や大豆製品に置き換えると、酸化臭が抑えられます。
水分をしっかりとる
1日1.5〜2ℓを目安に。老廃物を汗や尿でスムーズに排出します。
食後の口内ケア
歯磨きと舌ブラシで口臭の原因菌を減らしましょう。特に発酵食品やニンニクを食べた後は念入りに。
こまめな汗対策
汗をかいたら早めに拭き取り、吸汗性の高い衣服に着替えることで雑菌繁殖を防ぎます。
質の良い睡眠
質の高い睡眠は、肝臓と腎臓をリセットし、解毒・代謝力を高め、体臭予防にも直結します。

さいごに
「匂い」は目に見えないからこそ、人との距離感や第一印象にも影響します。
香水や制汗剤を使用することもよいのですが、食べる物・飲む物・日々の習慣を選び、体の内側からクリーンな自分を育てていきましょう。
2025年08月17日のみんなのアンケート結果!
抗酸化成分を多く含む食材は?
回答人数:43290人でした!