
「料理にかける時間を減らしたいけど、栄養はきちんと摂りたい」そんな願いを叶えるのが炊飯器料理。
実は炊飯器にも「やってはいけない使い方」があるのをご存じですか?誤った調理は故障や健康リスクの原因に。
今回は、知っておきたい炊飯器の正しい活用術をお届けします。

炊飯器の置き場所
上方向の空間をしっかり確保
ふたを開けた時や炊飯中は蒸気が上へ。上部に十分な空間をあけ、蒸気を拡散できるように、取扱説明書の推奨距離を確認しましょう。
直射日光・高温多湿を避ける
劣化・誤作動の原因に。コンロ横やオーブン上もNG。熱・油煙・蒸気が集中する場所は避けましょう。
耐熱・防水の台に置く
天板は耐熱のものを。木製や合板は蒸気で反りやすいので、耐熱ボード/シリコンマットを敷くと◎。
換気導線を意識
カーテン・壁紙・家電に蒸気が直撃する場所は避けましょう。可能なら換気扇の近くに置きましょう。
コード対策
延長コードの多連結は避けましょう。発熱の原因になります。また、余ったコードは束ねずゆるく配線しましょう。

炊飯器の正しい使い方
炊飯器を正しく使って、おいしさと寿命を伸ばしましょう。
内釜はやさしく丁寧に
こびりつきの原因はコーティングの傷。洗う時はやわらかスポンジ+中性洗剤。金属ツール・漂白剤・クレンザーはNG。
ふちやセンサー部は綿棒や柔らか布で水滴を拭き取り、外釜に水が入らないよう注意。
内ぶた・蒸気口は定期清掃
におい移り・雑菌予防に毎回のさっと洗い+週1ていねい洗浄。パッキンに傷や緩みがあれば交換しましょう。
予約機能の注意
予約は“米+水”の炊飯のみ。肉・魚・卵など生ものを入れた予約・長時間の保温は食中毒のリスクになるので要注意です!

炊飯器料理のワンポイント
✔内釜容量の80%以内におさめましょう
✔粘度が上がりすぎない配合にしましょう
✔金属や尖った器具は絶対にNG。センサー誤作動や傷の原因になります

炊飯器NG料理
故障・発火・食中毒の芽を摘む原因にならないように、以下の料理は避けましょう。
揚げ物・炒め物
内釜は直火・高温油調理の設計ではありません。発煙・発火・コーティング劣化の原因になります。
油分・糖分が多い濃厚煮込み
温度センサーが誤作動/焦げ付いて保温停止の恐れがあります。バター多用カレー、ジャム、大量のルウは避けましょう。
アルミホイル包み、金属容器、缶詰の直入れ
センサー不良・コーティング傷・最悪故障に。金属は厳禁です。
長時間の発酵・保温での放置
パン生地の発酵や具入りの保温放置は、絶対にNGです。
炭酸飲料や酒類の大量投入
ふきこぼれ・誤作動の原因。風味付けの酒は少量で。
生肉・生魚を入れての“予約調理”
低温で増殖した菌が保温では死滅しません。必ずすぐ炊く→早冷ましへ。

食品衛生のミニガイド
保温の過信は禁物
保温は劣化を遅らせる機能であって殺菌機能ではありません。具入りごはん・卵/乳入り・魚/肉調理は保温せず、2時間以内に小分けし冷蔵/冷凍へ。
冷却のコツ
浅い容器に広げて粗熱を取り、早めに冷蔵(3〜5℃)。冷凍は平らにして急冷→解凍は冷蔵庫or電子レンジ。
再加熱
温め直しは中心までしっかり(湯気が立つまで)。一度出した食品の再々加熱・再冷蔵は避けましょう。

さいごに
炊飯器を上手に使えば、料理の手間が減るだけでなく、美と健康にもプラスになり、毎日のごはん作りが楽しくなるはずです。
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