
「油は太るから…」そんなふうに思って、避けていませんか?
実は、油は細胞やホルモン、脳の働きを支える大切な栄養のひとつなのです。
どんな油を選ぶかで、これからの体や肌の調子が変わっていきます。
今回は、体にやさしい“いい油”と、できれば避けたい“悪い油”の見分け方をご紹介します。

油生活セルフチェック
次の項目で 当てはまる数を数えてみましょう。
□ 揚げ物やスナック菓子を週3回以上食べる
□ マーガリンや菓子パンが好きでよく食べる
□ 油を選ぶときは「価格の安さ」で決めている
□ 料理にサラダ油しか使っていない
□ えごま油・亜麻仁油・青魚をほとんど食べない
□ 揚げ油を何回も繰り返し使っている
□ 肌の乾燥・便秘・疲れやすさが気になる
□ 外食やコンビニ食が多く、自炊は週1回以下
判定の目安
✔ 0〜2個・・油との付き合い方はまずまず◎
✔ 3〜5個・・油の「質」を意識して改善すると変わります
✔ 6個以上・・悪い油が体に溜まりやすい状態。今日から油の選び方を整えましょう!

油の本当の役割
油はカロリー源であるだけでなく、次のような役割を持っています。
✔細胞膜やホルモンの材料・・油なしでは肌・髪・ホルモンが作れません
✔脳の約60%は脂質・・思考力・集中力にも油は不可欠
✔脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収を助ける
✔体温・エネルギー維持のクッション

油を極端に減らすと?
油を極端に減らすと、以下のような不調が出てきます。
✔ 肌の乾燥・カサつき
✔ 疲れやすくなる
✔ 生理の乱れ
✔ 更年期症状の悪化
✔ 便秘

40代・50代に必要な「良い油」
40代・50代の女性は、以下のような体にやさしい「良い油」をおすすめします。
オメガ3系脂肪酸
抗炎症効果など、若返りオイルと呼ばれる油。血液をサラサラにし、脳と心の働きを助けてくれます。熱に弱いため生でいただきましょう
青魚(サバ・イワシ・サンマ)、えごま油、亜麻仁油、チアシードなど
エクストラバージンオリーブオイル
酸化しにくく、加熱にも向く万能油。血管若返り効果も期待できます。
ナッツ・アボカドの油
ビタミンEが豊富でアンチエイジングにもってこいです!

摂りすぎ注意!体に悪い油
逆に、以下のような油は、なるべく控えるようにしましょう。
トランス脂肪酸
悪玉コレステロールを増やし、動脈硬化のリスクを高めます。マーガリン、ショートニング、菓子パン、スナック菓子など
酸化した油
酸化した油は体内で炎症を引き起こし、老化の原因に。繰り返し使った揚げ油、古い油は避けましょう。
オメガ6の摂りすぎ
現代食では摂りすぎになりやすく、炎症・アレルギー体質を悪化させる原因に。サラダ油、大豆油、コーン油などのとりすぎに注意しましょう。

良い油を摂るコツ
✔ 揚げ物・スナック菓子などの加工油を減らしましょう
✔ 新鮮なオリーブオイル・えごま油・亜麻仁油を常備しましょう
✔ 魚料理(特に青魚)を週2~3回摂取しましょう

保存方法で油の質は変わる!
✔直射日光・高温を避け、冷暗所で保存しましょう
✔小瓶を選び、1~2ヶ月で使い切るようにしましょう

「良い油」を選ぶと体が変わる!
油は体と心の材料。選び方しだいで、体を老けさせる油にも、若々しさを保つ味方にもなります。
できるかぎり、「良い油」を選びましょう
✔ 肌がしっとり、ツヤが出る
✔ 集中力・記憶力が上がる
✔ 便秘が改善し、腸が整う
✔ ホルモンバランスが安定しやすくなる
✔ 将来の生活習慣病の予防にもつながる

さいごに
油は敵ではなく、体の味方です。
質のいい油を少しずつ取り入れることで、肌・血管・ホルモンのバランスは少しずつ整っていきます。
10年後の肌と体のために、今日の一滴を「いい油」に変えてみませんか?
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