
せっかく体にいいものを選んでも、それがうまく吸収されずにスルーされてしまっていたら…ちょっともったいないですよね?
特に40代・50代の女性は、年齢とともに消化・吸収機能が低下しやすいため、「食べ方」「飲み方」「生活リズム」など、習慣の見直しがとても大切です。
今回は、栄養をムダにしてしまいがちなNG習慣を6つご紹介します。
思い当たるものがないか、ぜひチェックしてみてください。

栄養が届かない理由とは?
年齢とともに、栄養素を分解・吸収する力は徐々に低下します。
これは胃腸の消化機能や、腸内環境の変化によるものです。
たとえば
✔ 食事のバランスは悪くないのに、肌が荒れがち
✔ サプリを飲んでいても、貧血がなかなか改善しない
✔ 食後にすぐ疲れてしまう、眠くなる
こんな時は、“栄養が入ってきていない”のではなく、“体に吸収されていない”可能性が・・
つまり、「何を食べるか」と同じくらい、「どう吸収されるか」が大切なんです。
では、どのような習慣が、栄養吸収をジャマしてしまうのでしょうか?

朝食を抜く
忙しい朝、つい「コーヒーだけ」「プロテインだけ」で済ませていませんか?
空腹のまま活動を始めると、体は「飢餓状態」と認識し、エネルギーを溜め込みモードに。
栄養の吸収や代謝も鈍ってしまいます。
さらに、朝食を抜くと腸の動きが鈍くなり、便秘気味になったり、血糖値が乱れやすくなるなどの影響も。
たとえ簡単なものであっても、朝にしっかり栄養を“受け取る体”の準備をしておくことが大切です。

カフェイン☓サプリ
コーヒーやエナジードリンクに含まれる「カフェイン」、紅茶、緑茶に含まれる「タンニン」は、鉄・亜鉛・カルシウムなどの吸収を妨げることが知られています。
とくに鉄分不足が気になる女性にとって、コーヒーでサプリを流し込むのはNG中のNG!
サプリはなるべく「白湯」か「水」で、食後30分以内に飲みましょう。

ながら食べ・早食い
テレビやスマホを見ながらの食事は、噛む回数が減り、唾液がしっかり出ないまま飲み込んでしまいがち。
唾液に含まれる酵素(アミラーゼなど)は、食べ物の分解・吸収を助ける重要な役割を担っています。
また、早食いは消化の負担が増えるだけでなく、血糖値の急上昇を招きやすいため、太りやすくなる原因にも。
「1口30回」を目標に、食べる時間を“味わう時間”に変えてみましょう。

冷たい飲み物のとりすぎ
暑い時期や食後につい飲みたくなる冷たい飲み物。
ですが、胃腸は“温かい環境”で最もよく働くと言われており、冷たい水や氷入りのドリンクは、内臓を冷やしてしまいます。
特に女性は「冷え」に弱く、消化不良や便秘、ホルモンバランスの乱れにも影響が出ることも。
できるだけ、常温の水・白湯・温かいお茶をメインにしましょう。

添加物&アルコール過剰摂取
食品添加物(保存料、着色料、人工甘味料など)が多い加工食品を頻繁にとっていると、腸内の善玉菌が減少し、栄養の分解・吸収が妨げられます。
アルコールも同様で、ビタミンB群や葉酸の消費量を増やし、肝臓や腸に負担をかける原因に。
加工食品・コンビニ食ばかりの食生活が続いている人は、 意識的に納豆・味噌・野菜・きのこ類などの発酵食品や食物繊維を取り入れましょう。

ストレス&睡眠不足
見逃しがちですが、ストレスや睡眠不足は、自律神経のバランスを乱し、胃酸の分泌や腸のぜん動運動を低下させる原因に。
その結果、栄養がうまく吸収されず、肌荒れ・疲れ・不調を引き起こします。
夜はスマホやテレビから離れ、アロマや深呼吸、入浴など、リラックスタイムを確保し、「副交感神経」にスイッチを入れましょう。

さいごに
40代・50代になると、食べる量を増やしても栄養の“吸収力”が落ちていると、体はなかなか満たされません。
大切なのは、「何を食べるか」だけでなく、「どう食べるか」「どんな状態の体で受け取るか」。
小さな習慣の見直しが、未来の体を変えていきます。
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