
「ちゃんと食べてるのに、なんだか疲れやすい…」「サプリも飲んでるけど、いまいち効果を感じない」
そんな“なんとなく不調”に悩んでいませんか?
40代・50代になると、体は少しずつ「吸収力」が落ちてきます。
大切なのは、“摂る”だけじゃなく、“ちゃんと吸収できる体”に整えることです。
今回は、栄養のチカラをムダなく受け取る方法をご紹介します。

よく噛んで食べる
食べ物の消化吸収は、「口の中=咀嚼」から始まります。
しっかり噛むことで唾液が出て、酵素(アミラーゼ)が食べ物の分解をスタート。
さらに、胃腸の準備が整い、栄養をスムーズに取り込めるようになります。
よく噛むことで食べすぎも防げ、血糖値の急上昇も抑えられます。
忙しい時でも、「ひとくち30回」を目指してみましょう。
プチ習慣
・噛みごたえのある野菜を入れる
・箸置きを使ってスローダウン

腸活食材を毎日摂る
腸は「第二の脳」=栄養の入り口!
腸内環境が悪化していると、いくら栄養をとってもスムーズに吸収されません。
悪玉菌が優位になると、消化不良・便秘・肌トラブルにも直結。
吸収力を底上げするためには、善玉菌を育てる「発酵食品」と、そのエサになる「食物繊維」をセットでとりましょう。
おすすめの組み合わせ
• 納豆+オクラ
• 味噌汁+わかめ
• ヨーグルト+きなこ

栄養素の相性に注目
栄養素は、それぞれ吸収を助け合う「相性のよい組み合わせ」があります。
とくに不足しやすい「鉄」・「カルシウム」・「マグネシウム」などは、ビタミンCやたんぱく質と一緒にとると吸収率アップ。
反対に、吸収をジャマする食品(コーヒー、アルコールなど)と一緒にとらない工夫も大切です。
相性のいい例
• 鉄+ビタミンC:レバー+パプリカ/ひじき+ブロッコリー
• カルシウム+ビタミンD:小松菜+鮭/しらす+きのこ

内臓の冷えを防ぐ
腸や胃などの臓器は、「温かい環境」で最も働きやすくなります。
一方、冷えた体は血流が滞り、栄養が運ばれにくくなってしまうため、“内臓冷え”は吸収力ダウンの大敵。
女性はとくに冷えやすいため、冷たい飲み物や薄着に要注意。
朝・晩の白湯、腹巻き、湯たんぽなども“体を整えるアイテム”として積極的に活用しましょう。

リラックス習慣を持つ
自律神経は「消化・吸収」と深く関わっています。
特に、リラックス時に働く副交感神経が優位なときこそ、胃腸は元気に活動できる状態になります。
ストレスがたまっていると交感神経が優位になり、食欲が落ちたり、消化不良になったり…。
毎日少しでもよいので、“心と体を緩める時間”を意識的にとりましょう。
おすすめ習慣
・お風呂にゆっくり浸かる
・ストレッチ
・軽い散歩
・好きな香りをかぐ

さいごに
体は食べたものでできています…だけど、それは「ちゃんと吸収できていれば」の話。
40代・50代は、栄養を届ける力=吸収力の底上げが健康と美容のカギになります。
“摂っているのに変わらない”と感じていた方こそ、今日から「受け取れる体づくり」、始めてみませんか?
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