
残暑が残る中にも、ふと吹く風に秋の気配を感じる頃。
その風にそっと寄り添うように咲くのが、真紅の花・彼岸花。
まるで赤い炎が地面に灯ったようなその風景は、どこか儚くて、とても力強く感じます。
今回は、大人女性にこそ訪れてほしい、彼岸花スポットを3つご紹介します。

埼玉・巾着田
500万本が織りなす“真紅の川”に、ただ息をのむ・・
高麗川沿いに広がる巾着型の地形に、彼岸花がまるで炎の帯のように咲き誇る・・
その壮観さは、まさに“日本一”の呼び声も高い名所です。
川風に揺れる花々、歩くだけで心がゆっくりほぐれていく、そんな場所。
9月の空はどこまでも高く澄み、真っ赤な彼岸花がより鮮やかに浮かび上がります。
見頃
9月中旬~下旬
アクセス
西武池袋線「高麗駅」から徒歩約15分

奈良・明日香村
懐かしさと静けさに包まれる、“秋の原風景”を歩く
石舞台古墳、棚田、小さな用水路…。
古代の風が残る明日香村では、田園のあちこちに彼岸花が咲き、その赤が、稲穂の金色や青空の藍と交わって、まるで心の奥にある“原風景”を呼び起こしてくれるよう。
レンタサイクルで風を切るのも気持ちよく、途中で地元のお野菜やお団子を買いながら巡るのもおすすめです。
見頃
9月中旬~下旬
アクセス
近鉄「飛鳥駅」よりレンタサイクル推奨

福岡・白野江植物公園
色とりどりの彼岸花と、静かな時間を楽しむ大人の隠れ名所
福岡・門司港からほど近い場所にある、海を望む植物公園。
ここでは、真紅の彼岸花はもちろん、白色の花々も静かに咲き誇ります。
整備された遊歩道を歩きながら、風に揺れる花を眺めていると、観光地の喧騒から離れた“ひとり時間”の贅沢を感じられるはず。
ベンチに座って本を読んだり、お茶を飲んだり。誰かに見せるためではない、“自分のための時間”がそこにあります。
見頃
9月中旬~下旬
アクセス
JR門司港駅から西鉄バス約15分

さいごに
彼岸花は、あっという間に咲き、あっという間に姿を消します。
だからこそ、その“限られた瞬間の美しさ”が、見る人の心に深くしみわたるのかもしれません。
この秋、赤く染まる風景の中を歩いてみませんか?
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