
「夜中に何度も目が覚める」「なんだか寝つきが悪い」…そんな悩みを抱えていませんか?
もしかすると、その原因は“寝るときに着ているパジャマ”かもしれません。
40代・50代になると、ホルモンバランスの変化や自律神経の揺らぎによって、眠りが浅くなりがちです。
だからこそ、眠りの質を高める工夫が大切です。
今回は、「快眠をさまたげる服」と「ぐっすり眠れる服」の違いに注目して、今日からできる“パジャマの見直し”をお届けします。

睡眠で大事な“体温調節”
私たちの体は、眠っている間もさまざまな働きをしています。
その中でもとくに重要なのが、体温調節。
人は眠るとき、体の深部体温(内側の温度)を下げながら、スムーズに睡眠へと移行していきます。
このとき、自然に汗をかいたり、熱を外へ逃がそうとする動きが活発になります。
ところが、通気性が悪かったり汗を吸いにくい素材の服を着ていると、体温調節の邪魔をしムレや冷えの原因になり、睡眠が浅くなります。

快眠を妨げるNGパジャマ
寝ているのに疲れが取れない…その原因、もしかして以下のような「服」かもしれません。
締めつけ感があるもの
ブラトップやワイヤー入りインナー、補整下着、ぴったりしたレギンスなどは、血流を妨げリンパの流れが滞り、リラックスできず、夜中に目が覚めたり肩こりにつながります。
化学繊維100%の素材
ポリエステルやアクリルなどの化繊素材は、吸湿性や放湿性に欠け、寝汗がこもりやすくムレの原因に。
静電気を帯びやすいのもデメリットで、肌の乾燥やかゆみを引き起こすことも。
ジャージ・スウェット系
一見ラクそうに見えるスウェットやジャージも、実は伸縮性が足りず、寝返りしづらく、肩こり・腰痛を悪化させる原因に。

快眠に導く理想のパジャマ
では、快眠につながるパジャマとはどんなものでしょうか?
やさしい天然素材
綿やダブルガーゼ、シルク、リネンなどの天然素材は、吸湿性・通気性に優れています。
汗をしっかり吸い取り、湿気を逃がすため、寝汗やホットフラッシュにも◎。
また、天然繊維は肌への刺激も少なく、敏感肌の人にもやさしい着心地です。
締めつけないゆとり設計
快適なパジャマは、肩・おなか・股関節まわりにゆとりがあるデザイン。
上下がセパレートで、パンツのウエストゴムがきつすぎないものが理想です。
寝返りがしやすくなることで、血流やリンパの流れがスムーズになり、疲れも取れやすくなります。
特に「朝起きると腰がだるい」「肩まわりが固まっている」方は、服の締めつけを見直すだけで大きく変わるかもしれません。
季節に応じて素材を変える
✔ 夏 → 綿100%、リネン、冷感ガーゼ
✔ 冬 → ダブルガーゼ、フランネル(起毛の綿)、シルク
このように季節に合った素材を選ぶことで、体温調整がしやすくなり、寝つきやすさ・熟睡度が格段にUPします。

脱!!部屋着
部屋着のままベッドに入っていませんか?
実は、これも睡眠の質を下げてしまう習慣のひとつ。
部屋着はくつろぐための服ですが、素材やシルエット、通気性などが快眠に適していないことも多いです。
また、パジャマに着替えることで「今日も一日おつかれさま」「さあ、眠ろう」という気持ちのスイッチが入り、脳や体もリラックスしやすくなります。

さいごに
どんな服を着て眠るかは、思っている以上に体と心に影響します。
ほんの少しの工夫で、眠りが深く、翌朝の気分もスッキリ。
今日の夜から、あなたの“快眠パートナー”になるパジャマを選んでみてください♡
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