
夜に食べたものが、翌日の“肌の調子”や“疲れ”に直結していることをご存じですか?
「なんとなく顔が疲れて見える」「朝からだるい…」それ、夜ごはんのせいかもしれません。
今回は、キレイに年齢を重ねるために知っておきたい、夜ごはんにおすすめなもの・避けたいものをお届けします。

夜ごはんが老け見えの原因に?
夕食は、一日の終わりを癒すご褒美タイム。
ですがその食事内容が、気づかぬうちに“老け見え”の原因になっているかもしれません。
特に40代・50代になると、代謝やホルモンバランスの変化により、食べたものの影響が肌や体調に現れやすくなります。
寝る前に食べたものは、消化吸収の負担になりやすく、老化物質の蓄積も進みやすいという研究も・・。

「老け食」チェック
あなたの夜ごはん、老け食になってませんか?
□ 夜9時以降にごはんを食べている
□ おかずは揚げ物・炒め物が多い
□ 野菜をあまり食べていない
□ 白米やパンなど炭水化物がメイン
□ 甘いお菓子やデザートを寝る前に食べる
□ アルコールを毎晩飲む習慣がある
□ コンビニやスーパーの加工食品に頼りがち
□ 就寝の2時間前までに食べ終えていない
□ 夜にお茶漬けやラーメンなど“汁もの炭水化物”が定番
□ 朝起きたとき、顔がむくんでいることが多い
結果
✔が3つ以上なら、老け食リスクが高めです。今夜から少しずつ見直していきましょう。

夜にNGな食材7つ
老化の加速に関係するのが「糖化」と「酸化」。これを促す食品は、夜に摂るとよりダメージが大きくなります。
では、どんな食べ物が“老け”の原因になるのでしょうか?
揚げ物・脂っこいお肉
とんかつ、唐揚げ、カルビ焼き肉…。おいしいけれど、これらは「酸化した油」を含むことが多く、体内で炎症や老化物質の生成を促す原因に。夜に食べると、消化に時間がかかり睡眠の質もダウン。
白米・白パン・パスタ
精製された炭水化物は、血糖値を急上昇させやすく、糖化=AGEs(終末糖化産物)を増やす原因に。AGEsがたまると、肌のくすみ・たるみ・黄ぐすみが加速することも。
アイスクリーム・スイーツ類
一日の終わりに甘いもの…最高ですが、寝る前のスイーツは血糖値スパイクのもと。糖とタンパク質が結びついてコラーゲンが劣化し、肌のハリが失われやすくなります。
加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコン)
発色剤・保存料・塩分・脂質が多く含まれ、体内で酸化ストレスを引き起こす可能性も。動脈硬化や肌の老化リスクが高まるともいわれています。
カップ麺・インスタント食品
手軽さは魅力ですが、塩分・添加物・保存料が多く含まれがち。むくみやすく、肌の水分バランスも乱れがちに。
お酒
アルコールを分解するために体内のビタミンやミネラルが使われ、肌が乾燥しやすくなるうえ、睡眠が浅くなることで肌の修復力が落ちます。
辛すぎ・刺激の強い料理
唐辛子たっぷりの料理や、にんにく系の刺激物も胃腸に負担。眠りを妨げるだけでなく、翌朝の肌荒れの原因にも。

夜でもOKな代替メニュー
食べちゃダメ!より、「じゃあこれにしよう」と切り替えていきましょう。
揚げ物が食べたい時は
エアフライヤーで作るノンオイル唐揚げや、グリル野菜+少量のオリーブオイルで!
白米が食べたい時は
雑穀米・もち麦・玄米を混ぜて血糖値をゆるやかに。噛む回数も増えて、食べすぎ防止にも。
アイス・スイーツが欲しい時は
ギリシャヨーグルトに冷凍ベリー&はちみつでご褒美感。美肌にうれしいビタミン・ポリフェノールも補給できます。
加工肉が食べたい時は
鶏むね肉を酒蒸ししたものや、サバ缶を常備しておきましょう。低脂質・高たんぱくで肌と筋肉のサポートに。
カップ麺が恋しい時は
野菜たっぷりのスープ春雨や、出汁香るお雑炊を!体も心もあたたまり、夜のリラックスにも◎。
お酒が飲みたい日は
レモンやハーブを入れた炭酸水・ハーブティーで代用。飲みごたえがあり、むくみも防げます。

夜ごはんのルール4つ
高級化粧品を買うより、夜ごはんを少し見直すほうが、長い目で見て圧倒的に効果的です!
就寝の2~3時間前までに
胃腸が休まる時間を確保すると、成長ホルモンがしっかり分泌され、肌の修復・再生を助けてくれます。
「糖質」と「脂質」は控えめに
特に寝る前の糖質過多は、内臓脂肪や肌の糖化の原因に。たんぱく質や野菜(食物繊維)を中心に、血糖値の急上昇を防ぎましょう。
よく噛んで食べる
噛むことで満腹中枢が刺激され、食べすぎ防止&代謝UPに。フェイスラインの引き締めにも◎。
頑張りすぎない
忙しい時は、冷凍野菜やサバ缶などを活用して“ゆるっと美容ごはん”しましょう

おすすめ!アンチエイジング食材
一日の終わりに食べる夜ごはんは、肌の修復やホルモン分泌、自律神経のバランスに大きく関わります。
良質なたんぱく質
成長ホルモンが分泌される就寝中、肌や筋肉は再生の時間に入り、お肌のハリと弾力を守ってくれます。その材料となるのが“たんぱく質”。ただし脂っこいお肉ではなく、消化に負担の少ない「良質なたんぱく質」にしましょう。
例:鶏むね肉・豆腐・納豆・卵・鮭・サバ・ギリシャヨーグルトなど
抗酸化ビタミン
肌老化の元になる「酸化」は、紫外線やストレスでも加速。それを食事で防いでくれるのが、ビタミンC・E・βカロテンなどの“抗酸化ビタミン”。
例:ブロッコリー・パプリカ・トマト・ほうれん草・アボカド・にんじんなど
抗糖化作用のある食材
糖とたんぱく質が結びつく「糖化」が進むと、肌がくすみ、たるみやシワの原因に。抗糖化作用のある食材や飲み物をプラスして、老け見えをブロックしましょう。
例:シナモン・レモン・ブルーベリー・緑茶・ルイボスティーなど
カリウムを含む食材
塩分過多になりがちな夜ごはん。体内のナトリウムバランスを整えてくれる「カリウム」をしっかりとることで、翌朝のむくみ・“顔パンパン”を防ぎます。
例:バナナ・アボカド・きゅうり・小松菜・ひじき・枝豆など
食物繊維+発酵食品
腸内環境が乱れると、肌荒れ・くすみ・免疫低下につながります。夜は「発酵食品×食物繊維」のセットでとりましょう。
例:わかめ・きのこ・雑穀・味噌汁・キムチ・ぬか漬け・甘酒など
オメガ3脂肪酸
オメガ3系の油は、細胞の若さを保ち、ホルモンバランスや脳の働きもサポート。ただし加熱に弱い油もあるので、なるべく“生”でとりましょう。
例:亜麻仁油・えごま油・サバ・イワシ・くるみなど

さいごに
美は、夜に育まれます。
「夜に何を食べるか」は、「翌日のあなたの肌や心をどう整えるか」と直結しています。
老け見えを遠ざけたいなら、まずは食材の選び方から。
今日の夜ごはんから、“食べる美容”始めてみませんか?
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