
通勤や外出が欠かせない私たちにとって、冬のインフルエンザ流行は頭が痛い問題。
特に満員電車や人混みの多い場所は、ウイルスが広がりやすい“リスクの高い空間”です。
車で移動できる人とは違い、電車やバスを使う私たちは、知らず知らずのうちに“もらってしまいがち。
今回は、そんな電車通勤・バス通勤してる方に向けて、乗る前・乗車中・降車あと、それぞれの場面でできる感染対策をお届けします。

インフル流行期の通勤リスク
冬のインフルエンザ流行期、特に注意したいのが「満員電車」や「人混み」。
電車内は密閉された空間に不特定多数の人が集まるため、ウイルスにとっては“広がりやすい最高の環境”になっています。
密閉空間×近距離でウイルスが増えやすい
満員電車では、他の乗客との距離が数十センチ。咳やくしゃみが出れば、飛沫がそのまま顔や髪、衣服に付着することも。
また、窓も閉まり、空気が入れ替わりにくく、ウイルスが長く空中を漂います。
人混みでももらってしまう
満員電車だけでなく、エスカレーターや改札、駅構内の混雑も感染リスクを高めます。
「触る場所が多い」「人が密集する」「マスクを外して話す人もいる」など、小さなリスクが積み重なり、うつりやすい状況に。

乗る前が勝負!!
インフルエンザ対策は、家を出る前から始まっています。「電車に乗るまでの準備」が、ウイルスとの接触を大きく減らしてくれます。
マスクは“不織布+フィット感”
布マスク・ウレタンマスクはすき間ができやすく、ウイルスを通しやすい傾向が。鼻のフィットワイヤーをしっかり調整し、ほほや顎のすき間をなくすことが大切です。
髪型・帽子で感染防止
髪は静電気でウイルスや飛沫が付着しやすい部分。まとめ髪で顔に髪が触れないようにするだけでも感染リスクは下がります。
さらに帽子やフードをかぶれば、予防効果アップ。
手袋・除菌アイテムを“すぐ出せる場所”に
薄手の手袋や携帯用スプレーをポーチの一番手前に入れておけば、混雑時でもサッと使えます。
「つり革を素手で触らない」「触った後すぐに除菌する」ことを、習慣化しましょう。

電車内の感染回避術
電車に乗っている時間こそ、もっとも感染リスクが高くなる瞬間。
手すり・つり革は極力触らない
手すり・つり革にウイルスが付着している可能性高です。どうしてもの時は、「手袋をした手」「指先だけで軽く支える」など、接触面を最小限に。
顔を触らない
顔の中でも、目・鼻・口はウイルスが一番入りやすい場所。無意識に顔を触らないように気をつけましょう。
また、マスクを触るクセがある方は要注意です。
咳・くしゃみの人から顔をそむける
混雑の中では完全に避けることは難しいけれど「顔をそむける、距離を半歩でもずらす」これだけで“飛沫をまともに受けるリスク”が低くなります。

降車後のウイルス対策
電車を降りた瞬間から、ウイルスを家に持ち込まない対策がスタートします。
駅や職場に着いたらすぐに手洗い・うがい
石けんで指の間・手首・爪の間までしっかり洗うことが大切です。
うがいは水でも効果的ですが、緑茶うがいやイソジンうがいもおすすめ。のどの粘膜を守る効果が期待できます。
顔やスマホの除菌ケア
手にウイルスがついたまま無意識に顔を触ってしまうと、目・鼻・口を通じて感染のリスクが。
帰宅後は、洗顔フォームで顔を優しく洗う+スマホは除菌シートで拭くことを習慣に。
上着にも要注意
満員電車で外気や飛沫を浴びている可能性があるため、帰宅後は玄関先で脱いで、部屋に持ち込まないようにしましょう。
また、できるだけすぐに除菌スプレーをしましょう。

免疫力アップ習慣もセット
インフル対策のもう一つの柱が、「うつらない体づくり」=免疫力アップです。
40代・50代になると、免疫力が低下するため、日常習慣の見直しが大切です。
朝食は抜かない
特に白湯や具だくさん味噌汁で体を内側から温めると、腸の動きが活発になり、腸内環境が整って免疫細胞の働きもUP。
睡眠はしっかり
6〜7時間の睡眠+湯船に浸かる習慣が、自律神経を整え、体の修復機能を高めます。眠れない夜は、ぬるめのお湯・アロマ・ハーブティーのサポートをかりましょう。
免疫力を上げる食習慣
● 乳酸菌(ヨーグルト・納豆・キムチ):腸内環境を整える
● ビタミンD(鮭・きのこ・卵):免疫細胞の活性化を助ける
● 亜鉛(牡蠣・レバー・カシューナッツ):粘膜の修復と免疫調整に関与

さいごに
たしかに、満員電車や人混みはインフルエンザの感染リスクが高い環境です。
ですが、“ちょっとした工夫”があなたを守ってくれます。
インフルエンザに負けず、この冬を楽しく乗り越えていきましょう。
2025年11月23日のみんなのアンケート結果!
不調があっても前向きでいるために?
回答人数:68939人でした!

