
「健康のために」と始めた朝の運動。
ですが、起きたばかりの体には負担が大きすぎることも・・。
特に40代・50代は、ホルモン変動や血圧リスクから、朝の激しい運動が逆効果になることも。
体にやさしい朝活法を見直してみませんか?

朝活の落とし穴チェック
以下の項目、いくつ当てはまりますか?
□ 朝ごはん前にいきなり走っている
□ 起きて30分以内に運動をしている
□ 運動中にふらつきや立ちくらみがある
□ 朝からやる気が出ず、続かない
□ ストレッチやウォームアップは省略しがち
□ 最近、疲労感や関節の違和感がある
結果
2つ以上なら、朝の運動スタイルを見直すタイミングです。“やさしい目覚め”を意識した運動に切り替えていきましょう。

朝の運動、注意が必要
起きたばかりの体は、実は“安全運転モード”。
朝の激しい運動は、エンジンが温まっていないまま急発進するようなイメージ。
体にとっては「ケガのリスク大」の状態です。
さらに40代・50代は若い頃より負担が大きくなっています。
“健康のため”に始めた運動で体を壊すのは本末転倒。
まずは体の目覚め方を理解することが、大人女性の朝活の第一歩です。

朝の体は準備中
朝の体は、まだ運動に向くコンディションではありません。
眠っている間、私たちの体は「心拍数・血圧・代謝・体温」がすべて低く保たれ、完全に“省エネ状態”。
そして起床後、徐々に交感神経が働き始めます。この移行には 1〜2時間ほどかかる と言われており、切り替え前後は体がとても不安定です。
朝の体で起こっていること
●血圧が急に上がるタイミング → 心臓への負担が大きい
●体温が低く、筋肉が固い → 肉離れ・ギックリ腰の危険
●脳への血流が足りない → めまい・ふらつきの原因に
特に、40代・50代女性は、「更年期で自律神経が乱れやすい」「ホルモン変動で血圧差が大きい」「筋肉量の低下で冷えが強く出る」ため、朝の負荷に弱くなっているので要注意です!!

朝の激しい運動で感じる不調
朝の激しい運動は、「不調を呼び込むスイッチ」になることもあります。
頭痛・立ちくらみ
血圧変動が急すぎて、脳がついていけない状態。
動悸・息苦しさ
心臓が温まる前に急な負荷をかけてしまうことで発生。
吐き気・冷や汗
自律神経の切り替えが追いつかず、体が“危険サイン”を出している。
ケガが増える
足首・ふくらはぎ・太ももの肉離れ・ギックリ腰・膝痛の悪化も
また、“疲れるだけで続かない”悪循環(朝からぐったり→日中もだるい→運動が嫌になる→モチベが下がる→結局やめてしまう)にもなりかねません。

正しい朝活のコツ
目覚めたばかりの体は、エネルギー切り替えの真っ最中。その状態で無理をすると、不調の原因に。
だからこそ、ゆっくり体を“起こす”ことが大事です。
深呼吸×白湯
眠っていた内臓や自律神経に「おはよう」のスイッチを。白湯は胃腸を温め、代謝の準備を整えます。
軽いストレッチで筋肉をほぐす
特に肩まわり・背中・股関節など、縮こまった部位をゆるめることで、体が動きやすくなります。
空腹での運動はNG
「朝ごはん前に脂肪燃焼!」という説もありますが、更年期世代の体には、リスクの方が大きいことも。
● 低血糖でふらつく
● 貧血気味の人は息切れ・冷や汗
● 筋肉を分解してしまい、逆に代謝ダウン
少量でもよいので軽くお腹に入れましょう!!!

朝にぴったり運動メニュー
激しく動く必要はありません。むしろ、“緩やかに目覚めるための動き”がベスト。
背伸びストレッチ&肩回し
寝ていた背骨を伸ばして、姿勢を整える。肩甲骨まわりを動かすと、血流UP&脳がスッキリ
太陽の光を浴びながらの深呼吸
セロトニン(幸せホルモン)分泌を促進。自律神経のリズムが整い、1日が前向きに
寝起きヨガ
「猫のポーズ」や「チャイルドポーズ」など、やさしく伸ばす動きで関節のこわばりをゆるめる
軽めのラジオ体操やウォーキング(※朝食後に)
リズム運動で脳と体が目覚める。食後30分くらいの運動が代謝アップにも◎

さいごに
40代・50代の体にとって、朝の時間帯は「アクセルを踏む前の、エンジンを温める時間」です。
激しい運動は、逆効果になってしまうことも。
頑張りすぎないゆるい朝活が、1日のパフォーマンスを底上げする鍵。
あなたの朝時間、少しだけ“やさしい習慣”に変えてみませんか?
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