
寒さが増すと、「夕方になると足がパンパン」「靴下の跡が消えない」そんなむくみの悩み、増えていませんか?
40代・50代は筋力や代謝の低下も加わり、冬むくみが深刻化しやすい世代。
今回は、そんなむくみを撃退するケア方法をお届けします。

冬むくみ度チェック
当てはまるものはいくつありますか?
▢靴下の跡がくっきり残る
▢朝より夜の方が足が重い
▢足が冷えて眠れないことがある
▢一日中座りっぱなし・動かない日が多い
▢塩辛いものをよく食べる
▢白湯や温かい飲み物はあまり飲まない
▢入浴はシャワーで済ませがち
結果
3つ以上当てはまった方は、「冬むくみ体質」まっしぐらかも…。今すぐ「冷え&めぐりケア」を始めましょう。

冬むくみの原因とは
冬は、寒さで血管が収縮し、血流やリンパの流れが悪くなり、老廃物や余分な水分が体内に滞りがちになります。
さらに、運動量も減少し、代謝が下がるため、むくみやすい環境が整ってしまうのです。
特に女性は筋肉量が少ないため、下半身にたまりがちな血液やリンパ液を押し上げる力が弱くなりやすい傾向があります。
また、ブーツや厚手の靴下など、締めつけの強い衣類も血流を妨げてしまう原因に。

年齢でむくみが悪化?
「若い頃はすぐに戻っていたのに、最近はむくみが取れにくくなった」そんな声をよく耳にします。
実は、更年期に差しかかる40代・50代の女性は、むくみに対してとても繊細な時期に入っています。
筋力の低下
ポンプのように下半身の血液を心臓に戻してくれるふくらはぎの筋肉。この筋肉が弱くなることで「下にたまったまま」の状態が長引き、むくみやすくなります。
女性ホルモン(エストロゲン)の減少
体内の水分バランスが乱れやすくなり、体が水分をうまく調整できなくなるため、手足に水分がたまりやすくなります。
また「冷え」も加速する年代です。血行不良と筋力低下、水分代謝の乱れが重なり、「冬=むくみやすい体質」が進行してしまうのです。

むくみ放置は危険!
「むくみなんて、寝たらなおるし」そんなふうに感じている方も少なくありません。
ですが、むくみを放置すると、思わぬトラブルに発展することも・・。
セルライトの原因
むくみが続くと皮膚のハリが失われ、たるみが目立ちやすくなります。
水分を含んだ皮下組織は柔らかくなり、脂肪細胞と絡み合うことで「セルライト」になりやすく、見た目にも影響が。
疲労感
水分がたまったままになると、血流が悪く老廃物が排出されなくなり、疲労感・倦怠感・集中力低下など、日常生活に支障が出てきます。
要注意!!!!!
長期間にわたりむくみを放置していると、血管やリンパ管そのものの機能が低下し、慢性的なむくみ体質へと変化してしまいます。
場合によっては静脈瘤につながるケースも。

冬のむくみを防ぐ生活習慣
冬のむくみは、ちょっとした工夫で和らげることができます。
朝1杯の白湯
内臓が温まり、代謝と血流のスイッチがゆるやかに入ります。冷えた体にやさしく染みわたり、巡りを整える第一歩になります。
湯船に浸かる
シャワーで済ませず湯船につかる習慣も大切。全身を芯から温めることで、血液やリンパの流れがスムーズに。
ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、副交感神経も刺激され、リラックス効果も高まります。
足元を温める
外出時は、レッグウォーマーや厚手の靴下、ブーツインナーなど活用して、足首・ふくらはぎの冷え対策を徹底しましょう。
足元が冷えると、全身の巡りにもブレーキがかかります。
ストレッチ
寝る前の足上げやストレッチもおすすめ。5分だけでも壁に足をのせて“むくみを戻す”時間をとるだけで、翌朝のスッキリ感が変わります。

冬のむくみにおすすめの食材
冬は冷えやすく、体が水分をためこみがちな季節。そんな時期こそ、“食の力”でめぐらせることが大切です。
カリウムを多く含む食材
カリウムには体内の余分なナトリウム(塩分)を排出する作用があり、むくみ軽減に効果的です。
「ほうれん草」「かぼちゃ」「アボカド」「バナナ」「ひじき」など旬の食材を取り入れることで、体も心もほっと癒されます。
体を温める“陽性の食材”
冷たいものや生野菜ばかりでは、むくみが加速することも。
「しょうが」「ねぎ」「ごぼう」「味噌」「れんこん」「大根」など、根菜類や発酵食品で体の芯から温めましょう。
利尿作用のある飲み物
「ハトムギ茶」「黒豆茶」「とうもろこしのひげ茶」などノンカフェイン茶もおすすめです。
注意点
見落としがちなのが、塩分のとりすぎ。冬はお鍋や汁物が増える季節ですが、知らず知らずのうちに塩分を過剰に摂っていることもあります。
出汁を活かした薄味や、スパイス・香味野菜で味に変化をつける工夫で、おいしく減塩をしましょう。

冬の「足ケア」テクニック
むくみの出やすい「足」は、めぐりの起点でもあり、健康の鏡。だからこそ、セルフケアでやさしくいたわってあげましょう。
足指のグーパー運動や足首回し
ふくらはぎのポンプ機能を活性化し、下半身の血流を助けます。「足先を動かす」だけで巡りのスイッチが入ります。
足のマッサージ
オイルやボディクリームを使って、足裏→足首→ふくらはぎ→膝裏へと、力を入れすぎずやさしく老廃物を流しましょう。
フォームローラーもおすすめです!
注意点
締めつけの強い靴下やタイツを長時間着用すると、血流を妨げて逆効果になることも。
着圧アイテムは「日中のみ」など、時間を決めて使い分けをしましょう

さいごに
「むくみ」は体の中で起きている“何か”のサイン。
軽く見ずに、早めに気づいてあげることが、未来の自分を守ることにもつながります。
今できることからはじめて、この冬は軽やかな足取りで過ごしましょう。
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