
「冬は日差しが弱いから、日焼け止めはお休みでいいよね」そう思っていませんか?
実はその油断が、未来の肌にじわじわダメージを与えているかもしれません。
今回は、寒さで肌バリアも弱まりやすい季節こそ見直したい「冬の紫外線対策」についてお届けします。

冬の紫外線、油断してない?
冬の紫外線、大丈夫ですか?チェックしてみましょう。
▢曇りや雪の日は日焼け止めを塗っていない
▢窓際・車内での紫外線を意識したことがない
▢日焼け止めは夏だけ使うものだと思っている
▢SPFやPAの数値を気にしたことがない
▢帽子やサングラスは夏しか使わない
▢冬のスキンケアに“UV対策”の意識がない
▢保湿と日焼け止め、どちらか一方だけで済ませている
▢スキーや雪山レジャーでUV対策を忘れたことがある
結果
チェックが3つ以上ついた方は、要注意!
紫外線は“うっかり”のすき間から肌に入り込みます。

冬も紫外線は油断禁物
冬のやわらかな日差しを感じると、「紫外線も弱まっているから大丈夫」と思いがちですが、実際にはUV-Aという紫外線がほぼ年中降り注いでいます。
UV-Aは肌の奥、真皮層まで届く“老化紫外線”。
肌の弾力やハリを支えるコラーゲンやエラスチンをじわじわと破壊し、シワ・たるみの原因になります。
しかも、冬は空気が乾燥しており、肌表面の水分が失われやすい季節。
乾燥によりバリア機能が落ちた肌は、紫外線のダメージを直に受けやすくなってしまいます。

冬でも“うっかり日焼け”
冬に日焼け止めを塗らない理由として多いのが「寒いから大丈夫」という思い込み。
しかし、紫外線の強さは気温ではなく太陽の高さや照射角度、反射率に左右されます。
特に以下のような場所では注意が必要です。
スキーや雪遊び
雪は紫外線を最大80%も反射するため、ダブルで紫外線を浴びるリスクがあります。
ウォーキングや買い物での外出
冬は日差しの角度が低く、顔に直接当たりやすくなっています。
窓際や車の中
UV-Aは窓ガラスも透過するため、室内にいてもじわじわ肌に届きます。
デスクワークやスマホ作業
ブルーライトも肌への刺激となり、光老化の一因になるという指摘も。

紫外線による冬の肌ダメージ
冬の紫外線が引き起こすダメージは、夏のような赤みや炎症ではなく、ゆっくりと、でも確実に老化を進める“光老化”。
以下のような影響が蓄積されていきます
シミ・くすみ
紫外線はメラノサイトを刺激してメラニンの生成を促進。表面に出るまで時間がかかるため、冬に浴びた紫外線が春夏に“シミ”となって現れることもあります。
ハリ・弾力の低下
UV-Aが真皮層まで到達し、肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンを破壊。これが「なんだか顔が疲れて見える…」「フェイスラインがゆるんできた…」という悩みに直結します。
肌の乾燥とごわつき
乾燥した肌はバリア機能が落ちており、紫外線ダメージを跳ね返す力も弱体化。その結果、肌がごわついたり、粉をふいたような見た目になることも。
肌のターンオーバーの乱れ
紫外線は肌の再生サイクルにも悪影響を与えるため、古い角質が残りやすく、透明感のないくすみ肌に見えてしまうことも。
冬に無防備なままでいると、春には「なんで急に老けたように感じるんだろう?」という肌トラブルに悩まされる可能性も。

最低限これだけは!UV対策
「今日はちょっとそこまでだから大丈夫」「曇ってるし、日焼け止めはいいかな」そんな日こそ要注意。
毎朝のUVケアが習慣に
紫外線対策は、スキンケアの延長線。朝の洗顔・保湿後には日焼け止めを塗りましょう。
顔だけでなく、首筋・耳の後ろ・手の甲なども忘れずに。特にマフラーや手袋をしない日は、露出部分にしっかり塗ることが重要です。
保湿も紫外線対策の一環
乾燥した冬の肌は、バリア機能が弱く、紫外線のダメージを受けやすい状態。
日焼け止めを塗る前に、しっかりと保湿をして肌を整えてから塗ることで、刺激を軽減しつつ効果もUP。
SPFは高ければいい…ではない
冬の日常生活であれば、SPF30~35・PA++程度のものを使えば十分。
むしろ、数値が高すぎるものは肌負担が大きいこともあります。

プラスαの冬紫外線ケア
紫外線は思っている以上に生活のあちこちに潜んでいます。
反射光に要注意
雪や水面などの反射光は、地面からの“跳ね返り紫外線”として肌に直撃します。外出時は、帽子やサングラスで目元・顔をトータルで守りましょう。
目の紫外線ダメージは、白内障など目の健康にも関係していると言われています。
室内紫外線にも抜け目なく
冬でも長時間のデスクワークや窓際で過ごすなら、UVカットガラス・カーテン・フィルムなどでの対策しましょう。
UV-Aは窓も通過するので、「家の中=安全」ではありません。見えない敵には、見えない盾を。
ブルーライトにも目を向けて
スマホやパソコンから発せられるブルーライトも、肌の酸化を促進し、くすみ・シミの原因になる可能性が。
最近では、ブルーライトカット機能つきの日焼け止めや化粧下地も登場。

肌にやさしい日焼け止め選び
乾燥・ゆらぎが気になりやすい大人世代の肌にとって、「刺激の少なさ」と「保湿力」は日焼け止め選びの最重要ポイント。
敏感な季節に「低刺激処方」
紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)や、アルコールフリーなど、刺激を最小限に抑えた処方を選びましょう。
特に肌がピリつきやすい日や、乾燥がひどい日は、敏感肌用ラインをおすすめします。
“潤うUVケア”で肌バリアを守る
セラミド・ヒアルロン酸・グリセリンなど、保湿成分が配合された日焼け止めは、塗るたびに肌にうるおいのヴェールをまとえる感覚。
冬こそ、「守る」と「潤す」が一体になったアイテムを選びましょう。
洗い流しやすさも大切
石けんやぬるま湯で落とせる日焼け止めなら、クレンジングによる摩擦・乾燥の負担も減らせます。
冬のスキンケアで何よりも避けたいのが“過剰な洗いすぎ”です。

さいごに
紫外線は季節を選ばず、肌に静かに影響を与えています。
だからこそ、冬のうちから肌を守るケアが「未来のわたし」をつくります。
今日からの小さな習慣で、数年後の明るい素肌につながりますように。
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