
仕事に家事、オンライン会議…気づけば一日中パソコンの前。
「最近、疲れやすい」「目の奥がジンジンする」「肩こりが取れない…」それ、PC作業の積み重ねかもしれません。
40代・50代の女性にこそ見直してほしい、パソコン時間の過ごし方。
今回は、「毎日快適にPCと付き合うために」知っておきたい体と目の守り方をお届けします。

あなたのPC時間、大丈夫?
あなたのパソコン時間は大丈夫ですか?チェックしてみましょう。
▢パソコン作業が1日3時間以上ある
▢気づくと前のめりになっている
▢肩こり・頭痛が増えた気がする
▢まばたきの回数が減った気がする
▢充電しながら長時間使っている
▢画面の明るさ調整はしていない
▢1時間以上座りっぱなしになることが多い
▢就寝直前までパソコン作業をしている
結果
チェックが3つ以上ある方は要注意です!

姿勢のクセが不調を招く
パソコンに集中すると、無意識に前のめりの姿勢になっていませんか?
背中は丸まり、首は前に突き出し・・実はこの“NG姿勢”こそが、肩こり・首こり・腰痛・頭痛など、パソコン作業にまつわる不調の「引き金」になっています。
また、肘の高さが合っていないと、手元が安定せず、腕や肩に余計な力が入りがち。
さらに、足を組むクセがある人は、骨盤が左右どちらかに傾き、体全体がゆがんでしまう原因に。
「目線の高さ=画面の高さ」に揃える
ノートパソコンの場合は、専用のスタンドで高さを調整したり、外付けキーボードを使ったりすると改善しやすくなります。
骨盤を立てる
椅子は背もたれのあるものを選び、深く座って骨盤を立てるよう意識しましょう。
さらに、肘の高さが、机の高さとのバランスが合っているかどうかも要チェック。
これだけでも、体の負担がぐっと軽くなり、集中力や作業効率もアップします。

「ながら充電」は危険?
意外と見落としがちなのが「パソコンの充電」
「バッテリーが心配だから、常に充電しながら使う」その習慣、実はパソコンにも自分にもリスクが・・。
パソコンを充電しながら長時間使うと、バッテリーは“常に満タン近くで稼働する状態”になり、劣化しやすくなります。これはバッテリー寿命を縮める原因のひとつ。
また、充電中はパソコン本体やアダプターに熱がこもりやすく、特に古い機種や夏場の高温時には、発熱トラブルや発火リスクもゼロではありません。
さらに、アダプターを床に直置きしていたり、カーペットや布の上に置いていると、放熱が妨げられ危険。火災事故の報告例もあり、「ちょっとだけだから…」という油断が思わぬトラブルに。
毎日の習慣こそ、見直しが必要です。
使用時はなるべくフル充電でコンセントを一度抜いて使い、必要に応じてこまめにON・OFFを。
アダプターは通気のよい場所に置く、使用中は布やカーペットの上に置かない、などの工夫をするだけで、リスクをぐっと減らせます。

ブルーライトにご用心
パソコン作業が続くと、夕方には「目がしょぼしょぼする」「ピントが合いにくい」…そんな疲れ目のサイン、感じますよね?
特に40代・50代になると涙の分泌量が減りやすくなり、“ドライアイ予備軍”が急増。
そこに長時間のパソコン作業が加わることで、目の乾燥や痛み、かすみ目などの不調が起きやすくなります。
さらに注意したいのが「ブルーライト」。この強い光は目の奥まで届いて、網膜や視神経に刺激を与えるといわれています。
画面に集中するあまり、まばたきの回数が極端に減るのも、目の乾きを加速させる大きな原因に。
目を守るには、「予防」と「ケア」のダブルアプローチが大切。ブルーライトカット眼鏡や、画面設定で“ナイトモード”にするなどの工夫をしましょう。

1時間に1回リセットを
「集中していたら、あっという間に2時間たってた!」ということ、ありませんか?
その間、同じ姿勢・同じ視線を続けることで、体には想像以上の負担がかかっています。
筋肉がこわばって肩や首がガチガチ、血流が悪くなって頭がぼんやり。そのまま作業を続けても、効率は下がるばかり。
できるだけ1時間に1回、5〜10分のリセットタイムをとりましょう。
立ち上がって軽く体を動かしたり、首や肩をゆっくり回したり。窓を開けて深呼吸するだけでも、酸素がめぐって気分がリフレッシュします。あたたかいお茶でホッとひと息つくのもおすすめです。
短い時間でも、意識して“区切り”を入れることで、体と心の疲労が軽減され、作業後のだるさもぐっと減ります。

目と体のケア習慣を
仕事や趣味で毎日欠かせないパソコン。だからこそ「使ったあと」のケアも、しっかり取り入れていきましょう。
目を温めるケア
血行がよくなり、眼精疲労の回復をサポートしてくれます。「ホットアイマスク」や「蒸しタオル」を使ってケアしましょう。
寝る前の5分間だけでも、ぐっすり眠れる体づくりにもつながります。
部屋の「湿度管理」
冬場やエアコン下では、ドライアイ対策のためにも、加湿器や濡れタオルで乾燥を防ぎましょう。
就寝1時間前の画面オフ
眠りの質を守るためには、パソコンから目を離し、照明を落としたり、ストレッチを取り入れて、ゆったりした時間を過ごすことが、体内リズムのリセットになります。

さいごに
毎日向き合うパソコンだからこそ、「ちょっとした気配り」が未来の体を守ってくれます。
あなたの目や体の声に耳を傾けて、心地よいパソコン時間を育てていきましょう。
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