「運動してるのに痩せない」「食べてないのに太る」…そんな悩みを感じていませんか？
その原因、“代謝の低下”かもしれません。
40代・50代になると、体の燃える力＝代謝が落ちやすくなります。
今回は、代謝を上げるヒントをお届けします。
ダイエットの鍵は「代謝」
「昔より食べてないのに、体重が減らない」「むしろ増えてる」・・その背景にあるのが、「代謝の低下」。
特に40代・50代の女性は、加齢による筋肉量の減少や女性ホルモンの変化などが重なり、基礎代謝が落ちやすい時期に入っています。
基礎代謝とは、何もしなくても使われるエネルギーのことで、これが落ちると太りやすく、痩せにくくなってしまうのです。
「がんばってるのに結果が出ない…」それは努力不足ではなく、“代謝の変化”なのです。
そもそも「代謝」って何？
「代謝」という言葉はよく聞くけれど、実は3種類あるのをご存じですか？
基礎代謝
安静にしていても使われるエネルギー（全体の約60%）
活動代謝
歩く・掃除する・運動などで使われるエネルギー
食事誘発性熱産生（DIT）
食べたものを消化・吸収するときに使われるエネルギー
多くの人が「運動＝代謝アップ」と思いがちですが、実は何もしていないときの“基礎代謝”が大半を占めています。
つまり、ただ汗をかけば代謝が上がるわけではないのです！！
あなたの代謝、大丈夫？
あなたの代謝落ちてないですか？チェックしてみましょう。
▢ 朝起きても疲れがとれていない
▢ 食べる量は変わらないのに太りやすくなった
▢ 手足が冷えやすく、常に冷えている
▢ 肌の乾燥やくすみが気になるようになった
▢ 昔より汗をかきにくくなった
▢ 便秘やむくみが気になる
▢ 髪のツヤやボリュームが減ってきた
▢ 運動をしても体重が落ちにくい
▢ 疲れやすく、やる気が出にくい
▢ お風呂に入っても汗が出ない
結果
▶0～2個
今のところ代謝は良好。今の習慣をキープしよう
▶3～5個
少しずつ代謝が落ちているサイン。生活習慣の見直しを
▶6個以上
代謝ダウンが加速しているかも。今すぐ対策を！
代謝が下がるとどうなる？
代謝が落ちると、どんな状態になるのでしょうか？
太りやすくなる
食べたものをエネルギーに変える力が弱くなります。その結果、消費しきれなかったエネルギーは脂肪として体に蓄積され、「食べてないのに太る」状態に。
特に40代・50代は筋肉量の減少やホルモンバランスの変化も重なり、代謝の低下が顕著に。
体の不調
体内のめぐりが滞ることで、冷えや便秘、肩こりといった体のトラブルが起こりやすくなり、疲れやすくなるのも特徴です。
心の不調
体が重だるいと気持ちまで沈みがちに。気づけば「なんとなく気分が晴れない」「前向きになれない」「何もやる気が出ない」「動きたくない」と、悪循環に陥ってしまうことも。
代謝アップの習慣とは
「代謝を上げる」と聞くと、ハードな運動や食事制限を思い浮かべてしまいがち。
ですが、簡単な方法から始められるんです。
毎日の“ゆる筋トレ”＆ストレッチ
筋肉は代謝を支えるエンジンのようなもの。少しでも動かすことで、代謝は着実に上向きます。
スクワットやかかと上げ、ラジオ体操など、短時間でできるものでOK。
タンパク質を意識する
たんぱく質は筋肉の材料になりますし、よく噛むことで消化がスムーズになり、代謝を助けてくれます。
また、「よく噛んで食べる」といった食事習慣も大切です。
睡眠とストレスケア
自律神経が乱れると、体の代謝機能も低下してしまいます。
ぬるめのお風呂や深呼吸、好きな香りに包まれるだけでも、心と体のバランスは整いやすくなります。
代謝を助ける食材たち
「ダイエット中だから、食べるのはガマン…」そんな考え方は、もう卒業しませんか？
代謝を上げるには、“正しく食べること”がとても重要です。
たんぱく質
肉・魚・卵・豆類など、筋肉の材料になる食品は、毎食に少しずつ取り入れましょう。筋肉が増えることで、基礎代謝も上がりやすくなります。
体を温める食材
体を内側から温める「生姜・にんにく・唐辛子」などの食材もおすすめ。血行がよくなり、エネルギーの巡りがスムーズに。
腸内環境を整える食材
「発酵食品（味噌・ヨーグルトなど）」や「海藻類」も忘れずに。腸が元気だと、栄養の吸収力も高まり、代謝アップにもつながります。
さいごに
年齢を重ねた今こそ、ダイエットがうまくいかない時は、体と心のリズムを整えるチャンスです。
今のうちから代謝を意識した生活をしておくことで、将来も動ける体・元気な心を保ちやすくなります。
代謝ケアは未来の自分への“健康貯金”。
今から始めれば、来年、5年後、10年後のあなたがきっと感謝してくれるはずです。
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