
「なんだか疲れやすい…」そんな体の不調、見逃していませんか?
40代・50代の女性に増えている“隠れ糖尿病”は、自覚しにくいまま進行することも。
この記事では、女性特有のリスクや初期サイン、今日からできる予防法をご紹介します。

それ、糖尿病のサインかも?
「年齢のせいかな」「更年期の影響かな」と思って見逃されがちな体の変化。
ですが、「疲れやすい」「やたらとのどが渇く」「頻尿になる」…そんなサインは、実は血糖値の乱れが関係していることも・・。
特に女性は更年期を迎えるとホルモンバランスが大きく変化し、体の中の代謝リズムが乱れがち。
そのせいで、糖の代謝にも影響が出てきます。
更年期の不調と似ているため、「まさか糖尿病のサインだなんて…」と気づきにくいのです。

女性の糖尿病が急増
最近では、40代・50代から糖尿病と診断される女性が増えてきています。その背景には、「女性ならではの変化」も・・。
女性ホルモンの減少
エストロゲンには血糖値を安定させる働きがありますが、更年期を迎えるとこのホルモンが激減し、血糖コントロールが難しくなります。
筋肉量の低下
年齢とともに筋肉は減少しがち。筋肉は糖をエネルギーとして消費してくれる大切な器官なので、筋肉が減ると余った糖が脂肪として蓄積されやすくなります。
現代女性の生活習慣
仕事・家事・介護などで自分のことは後回しになりがち。睡眠不足やストレス過多、つい食事のバランスが偏るなど、生活の中に血糖値を乱す要因が潜んでいます。

「糖尿病予備軍」チェック
次のような状態に、心あたりはありませんか?当てはまる項目が多いほど、糖尿病予備軍の可能性が高まります。
▢甘いものがやめられない
▢ごはんやパン、麺類をよく食べる
▢朝起きても疲れが取れていない
▢ここ数年で体重が増えた(特にお腹まわり)
▢最近やたらと喉が渇く
▢食後すぐに眠くなる
▢夜中にトイレに行く回数が増えた
▢昼食後、気力や集中力がガクッと落ちる
▢健康診断で「血糖値が高め」と言われたことがある
▢夕方になるとイライラや頭痛が出る
▢食事の時間が不規則
結果
◆0〜2個:今のところ安心!
今の生活習慣を続けつつ、年に一度は血糖チェックを。
◆3〜5個:ちょっと気をつけて!
食事内容や運動不足、睡眠を一度見直してみましょう。
◆6個以上:糖尿病予備軍かも!?
医療機関でのチェックや生活習慣の改善を早めにスタートしましょう。

血糖値が乱れる習慣とは?
一見、何気なくやっている日常の習慣が、じつは血糖値を急上昇させていることも。以下のような生活パターンには注意が必要です。
✔ 朝食を抜いて昼にドカ食いする
✔ 主食(白米・パン)+甘い飲み物+スイーツのセット
✔ 一日中ほぼ座りっぱなし、移動も車ばかり
✔ 寝る前にスナックや甘いものを食べる
✔ ストレスが溜まると、つい糖質に手が伸びる

糖尿病の怖い影響
「糖尿病って、血糖値が高いだけでしょ?」実はそれだけではありません。進行することで、全身にさまざまな影響が出てきます。
骨がもろくなる
高血糖状態が続くと骨代謝に影響し、骨粗しょう症のリスクが高まります。
動脈硬化
血管が傷つき、心筋梗塞や脳卒中のリスクが上がります。
視力や腎臓への影響
目や腎臓の毛細血管がダメージを受けやすくなり、失明や人工透析のリスクも。
妊娠糖尿病の名残
過去に妊娠糖尿病を経験した人は、その後の糖尿病発症リスクが高まります。

血糖値を守る習慣
難しいことをしなくても、毎日の習慣で血糖値は整えていけます。
ベジファースト
野菜→たんぱく質→炭水化物の順で食べる「ベジファースト」を取り入れましょう。また、よく噛む・ゆっくり食べるだけでも血糖値の上昇を抑えられます
運動習慣
ハードな運動よりも、「毎日歩く」など負担なくできる運動を続けることが大切です。例えば、「買い物ついでに少し遠回りする」「階段を使う」などでOKです
睡眠を整える
睡眠不足は、血糖値コントロールの大敵です。7時間以上の睡眠時間は確保しましょう。
ストレスケア
「頑張りすぎない」ことが、血糖値安定の近道です。深呼吸・アロマ・お風呂・趣味などでリラックスタイムを作りましょう。

サプリや漢方も味方に!
「食事だけではなかなか補いきれない…」という時には、サプリや漢方を活用するのも一つの方法です。
不足しがちな栄養素
食物繊維、マグネシウム、ビタミンB群、亜鉛など
漢方
イライラ、疲れ、むくみなど、体質に合った処方で体を整えます
注意点
自己判断ではなく、必ず医師や薬剤師、漢方薬局での相談を行いましょう。

さいごに
糖尿病は「気づいたときには進行していた」というケースが多い病気。
だからこそ、日々のちいさな体調の変化を見逃さず、体の声に耳を傾けましょう。
未来の健康は“今の習慣”がつくります。
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