
「なんだかだるい」「シャキッとしたい」…そんな時、つい手が伸びる栄養ドリンク。
でもその1本、本当にあなたの体を元気にしてくれていますか?
ドリンクに頼りすぎると、かえって不調を招くことも。
今回は、栄養ドリンクの落とし穴と、自分の体と向き合う「本物の元気」の作り方をご紹介します。

本当に疲れに効いてる?
疲れたときに飲むと“元気になった気がする”栄養ドリンク。
でもその元気、一時的なカフェインや糖分の刺激かもしれません。
実際、多くの栄養ドリンクは、疲労回復の「錯覚」を引き起こす成分で作られています。
特に40代・50代になると、肝臓や腎臓の働きも若い頃とは変わってくるため、カフェインや添加物の影響を受けやすくなります。

NG!こんな飲み方は避けて
あなたはいくつ当てはまりますか?
▢ 疲れたらとりあえず1本、が習慣
▢ 食事がわりにドリンクで済ませる
▢ 寝る前でもカフェインをとってしまう
▢ 「飲まないとやる気が出ない」と感じる
▢ ドリンクを飲むと“罪悪感が消える”
これらに1つでも当てはまるなら、あなたの体は本当の意味で、休みたがっています。

栄養ドリンク成分のリスク
市販の栄養ドリンクは、たしかに“元気になった気”がするかもしれません。
ですが、以下のような見逃せない成分が含まれています。
カフェイン
覚醒作用で眠気を抑えてくれますが、 過剰摂取で不眠・動悸・依存リスクも高まります
糖分(ブドウ糖・果糖ぶどう糖液糖)
エネルギーになる一方で、血糖値スパイクや肥満リスクに。
人工甘味料・保存料・香料
味や保存性向上のために使用されてますが、肝臓・腎臓の負担になります。
高濃度ビタミンB群
一時的に代謝アップされますが、尿として排出されやすいのが欠点です。
これらを毎日無意識に摂取していくと、体はどんどん“自力で元気を作れない”状態に傾いていきます。

眠気覚ましの落とし穴
最近人気のエナジードリンク系も要注意です。
「朝がつらいから」「午後になると眠くなるから」と、毎日のようにエナジードリンクやカフェ系商品に頼っていませんか?
強いカフェインや糖分、刺激物を含む商品が多く、習慣化すると「飲まないとスイッチが入らない体」に。
こんな習慣がある方は危険
✔ 空腹時にエナジードリンクだけで出勤
✔カフェインで眠気をごまかしている
✔ 頭がボーッとする=ドリンクで対処、がクセに
✔ 夕方以降もカフェインをとってしまう

栄養ドリンクに頼らない体に
栄養ドリンクを飲まなくても「動ける自分」になるためには、日々の習慣を“土台から”整えることが大切です。
朝食でタンパク質をとる
代謝がアップし、午前中の集中力も維持。卵・納豆・豆腐・ヨーグルトなどを積極的に摂取しましょう。
ビタミンB群を意識して摂る
豚肉・大豆製品・卵・魚介類・緑黄色野菜・玄米などを積極的に摂取しましょう
夕食は早めに済ませる
内臓を休ませると睡眠の質UP。眠る3時間前には終わらせましょう。また、夜はスマホ断ちで眠りの質を上げましょう
午後の眠気には“仮眠5〜10分”
栄養ドリンクよりも脳の回復に効果的。
疲れたら“きちんと休む”
体のリセットは“寝る”が最強。疲れた日は、罪悪感を持たず、「回復の時間」として、無理せず早寝しましょう

代替!体にやさしいドリンク
どうしても「1杯で元気になりたい」時は、優しい成分の自然派ドリンクを選んでみましょう。
レモン白湯
疲労回復&デトックス。 朝一番の1杯におすすめ
甘酒(ノンアルコール)
飲む点滴。腸活&疲労回復。温めて飲むと吸収力UP
はちみつレモン(ホット)
ビタミンC&リラックス効果
豆乳
イソフラボン&たんぱく質補給
朝食やおやつ代わりに◎
飲みにくい場合は、きなこやはちみつをトッピングしましょう。
ハーブティー
体を内側から温め、めぐり改善に。自律神経ケアもできるので、ローズマリーやカモミールなど、就寝前のリラックスタイムに。

さいごに
あなたの体の声を聞いてあげられるのは、あなただけです。
一時的な「元気」に頼るのではなく、しっかり眠って食べて、心も体もゆるむ時間をつくることが、本当の元気を作るのに大事です。
今日から、栄養ドリンクより“自分をいたわる習慣”を選んでみませんか?
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