
梅雨の季節、気温も湿度も上がってくると、朝キレイに仕上げたメイクが、気づけばヨレヨレに…。
40代・50代の肌は乾燥と皮脂が混在しやすく、崩れやすさもひときわ。
ですが、お肌をいたわるスキンケアと、少しのコツでぐっと変わります。
今日は“梅雨でも心地よく過ごせる肌”のつくり方をお届けします。

梅雨のメイク崩れの原因
梅雨時期のメイク崩れには湿気・皮脂・汗・乾燥といった複数の要因がからんでいるんです。
湿度が高くて、メイクが浮きやすい
梅雨は湿度が急上昇しやすく、肌表面に汗や皮脂が残りやすい季節。
この汗と皮脂が、ファンデーションと混ざってしまい、ヨレ・ムラ・浮きといった崩れを引き起こしてしまいます。
インナードライ
乾燥しているのにTゾーンはテカる「インナードライ」状態になりやすく、皮脂と乾燥が混在する“やっかいな肌バランス”が崩れの原因に・・
冷房による“隠れ乾燥”
湿気の多い梅雨でも、室内は冷房で空気が乾燥していることがほとんど。
肌が乾燥すると、うるおいを守ろうとして皮脂がさらに過剰に分泌されてしまい、結果的に「テカるのに乾く」負のループが生まれてしまうんです。

大人肌は崩れやすい?
40代・50代の肌には、“カバーよりも整える”意識がとっても大切。
肌の土台を整えるスキンケアと、軽いメイクが、「崩れにくい肌」につながります。
肌の“皮脂バランス”の乱れ
年齢を重ねると、女性ホルモンの減少とともに、水分と油分のバランスが崩れやすくなります。
頬や口元はカサつくのに、おでこや鼻まわりはテカる…こんな皮脂のアンバランスは、皮脂だけを抑えても、逆に乾燥が悪化して崩れやすくなってしまいます。
毛穴の目立ちやすさ
年令を重ねると、肌のハリや弾力が低下し“たるみ毛穴”が目立ちやすくなります。
そこに皮脂が入り込むと、毛穴がさらに広がり、ファンデーションがムラになったり、時間がたつと毛穴落ちが目立ってきます。
厚塗りが逆効果に?
「ヨレるのがイヤだから、朝しっかり重ねておこう」「隠したいからコンシーラーも厚めに」実はこれ、崩れを招く原因のひとつなんです。
肌のキメや弾力がゆらぎやすいこの年代は、厚塗りするとかえって浮きやすく、崩れたときに目立ちやすくなってしまいます。

土台づくりがカギに
朝、どんなに丁寧にメイクをしても、「時間がたつとヨレてくる」「毛穴落ちが気になる」・・それ、実は“メイク”より“スキンケア”の見直しが必要なサインかもしれません。
朝の“仕込み保湿”で決まる!
「朝は時間がなくて、化粧水だけパパッと…」実はこれ、夕方のテカリ・ヨレ・粉吹きに直結します。
◆朝スキンケアステップ◆
①洗顔
皮脂を落としすぎないマイルド洗顔がおすすめ。 洗いすぎは乾燥のもとになるので、ぬるま湯+泡洗顔でやさしく。
②化粧水
たっぷり2〜3回に分けて重ねづけをし、手のひらでなじませたあと、顔全体を軽くプレス。最後に乾きやすい目元・口元にもう一度プラス。
③美容液
肌悩みに合わせて1〜2滴でもOK 。 毛穴が気になるならビタミンC、乾燥が気になるなら保湿系セラムを。
④乳液 or クリーム
薄くでも必ず“ふた”を! 脂っぽいからと省略すると、かえって皮脂が出やすくなります。 テカリやすいTゾーンにはごく少量を薄くのばすだけでOK。
保湿後のひと手間がメイク崩れを防ぐ
スキンケア直後の肌は“潤ってる”ようで、実は肌表面に余分な油分や水分が残ったままの状態。
このままメイクをすると、下地やファンデが密着しにくく、時間とともに浮いたりヨレの原因に。
ティッシュを1枚顔にふわっと当て、軽く押さえましょう。ゴシゴシこすらず、“そっと余分をとる”イメージで。このひと手間で、下地やファンデがしっかりフィットして、崩れにくくなります。
「皮脂=悪」ではなく、「皮脂バランス」が大事
テカるから皮脂を抑える…のではなく、皮脂が出すぎないよう、うるおいで肌を落ち着かせましょう。
過剰な皮脂ケアは、肌を乾燥させ、結果的に「さらに皮脂が出る」負のループになります。

ベースメイクで崩れを防ぐ
スキンケアで肌の土台をしっかり整えたら、次はその“うるおいベース”を活かすメイクの工夫が大切です。
下地は「崩れ防止」だけで選ばない!
「皮脂崩れ防止下地」は便利ですが、40代・50代の肌には保湿力やフィット感も大切です。
皮脂を抑えすぎると、乾燥→皮脂過剰→さらに崩れる…という負のループに。
また、“全顔にベッタリ”ではなく、悩みに合わせて“塗り分け”しましょう。
ファンデーションは「薄く密着」
ファンデーションは、少量を薄く密着せましょう。
◆塗り方◆
✔少量ずつ、スポンジでポンポンとなじませる
✔顔の中心から外側にのばす
✔毛穴が気になる部分は、スポンジで優しく“押し込む”ように
パウダーの使いすぎに注意!
「とにかく崩れたくないから」と、仕上げにパウダーをたっぷり重ねていませんか?
実はこれ、崩れやすさを加速させる原因に。
✔ テカりやすい部分(Tゾーン・小鼻・あご)だけに薄く
✔ 目元・口元など乾燥しやすい部分には使わないor極薄に
✔ パフよりもブラシで軽くのせるとふんわり自然な仕上がりに
仕上げミストで“崩れ防止シールド”
仕上げにメイクキープミストを使うと、ファンデや下地が肌にしっかり定着し、湿気や汗によるヨレ・崩れを防ぎやすくなります。
セラミド配合や保湿成分入りのミストは、乾燥・インナードライ肌にも◎

外出先でも安心!お直し術
「マスクを外したら鼻まわりがテカテカ…」
「午後になると毛穴が目立ってファンデがムラに…」
そんなとき、慌てて上から塗り直すだけでは、崩れが目立ったり、老け見えの原因に…。
外出先での化粧直しは、「上から重ねる」より「肌を一度ととのえる」ことが大切です。
ステップ①:崩れた部分の皮脂・汗をオフして“リセット”
メイク直しの第一歩は、崩れた状態をなかったことにするリセット作業。汗・皮脂・ムラを残したまま重ねると、よけいに崩れやすくなります。
✔汗でメイクが流れたとき
ティッシュを2つ折りにして、肌に押し当てるだけでOK 。こすらず“ふわっとおさえる”ように
✔皮脂でテカっているとき
Tゾーンなど皮脂が出やすい場所だけ、あぶらとり紙で軽く吸収しましょう。使いすぎは、乾燥→皮脂分泌の悪循環になるので要注意です!
ステップ②:ヨレた部分はスポンジで整える
✔ヨレた部分は、乾いたスポンジで軽くポンポンと整える
✔目の下や口角の細かい部分には綿棒でオフ→なじませる
✔時間がない時は、指であたためてトントンとなじませる
ステップ③:ファンデやコンシーラーは最小限に!
肌を整えたら、必要な部分にだけ薄くファンデやコンシーラーを重ねましょう。 厚塗りすると余計に毛穴や小じわが目立つので要注意です。
◆ おすすめのお直しファンデ◆
✔クッションファンデ:指でポンポンとなじませやすい・自然なツヤ感
✔パウダーファンデ:ブラシでふんわりのせると粉っぽくならない
✔スティックコンシーラー:赤みや小さなヨレ直しに便利
仕上げにミストで“なじませ&ツヤ足し”
乾燥・粉浮きを防ぐには、仕上げにメイクキープミストや保湿ミストをひと吹き。メイク全体がしっとりなじみ、自然なツヤが戻ります。

さいごに
梅雨どきのゆらぎ肌も、少しの工夫とやさしいケアで変わっていきます。
頑張りすぎず、自分の肌にそっと寄り添ってあげましょう。
丁寧に整えた肌は、きっとあなたに笑顔をくれるはずです♡
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