同じ食事制限、同じ運動をしているのに、なぜか男性の方が痩せやすい…。
そんなもどかしさ、感じたことはありませんか？
実は女性には、痩せにくい体の仕組みがあるんです。
今回は、40代・50代の女性が知っておきたい“痩せにくさ”の理由と解決策をご紹介します。
ホルモンの違いがカギ
女性が痩せにくい一番の理由は、「ホルモンの働き」にあります。
女性の体は、妊娠や出産を想定して“脂肪をためこみやすい”ようにできており、これは自然でとても大切なしくみ。
また、40代・50代になると、女性ホルモン（エストロゲン）の分泌が少しずつ減少。
すると、脂肪を燃やす力が落ちたり、代謝が下がったりして、若い頃より痩せにくくなったと感じることが増えてきます。
筋肉量の差が“代謝”の差に
同じ生活をしていても、男性のほうが痩せやすいと感じる理由のひとつが、「筋肉量の違い」です。
筋肉は、じっとしているときでもエネルギーを消費してくれる“代謝のエンジン”のような存在。
筋肉量が多いほど、1日の消費カロリーも自然と増えるんです。
ですが、女性は男性に比べて筋肉がつきにくく、年齢とともに筋肉が減りやすい傾向にあります。
特に40代・50代は、意識して動かないと、代謝がぐんと落ちてしまいます。
痩せやすい体をつくるためには、「筋肉を落とさない・増やす」ことが大切です！！
女性の脂肪は落ちにくい？
「脂肪の質とつく場所」にも男女差があります。
男性は内臓まわりに脂肪がつきやすく「内臓脂肪型」と呼ばれる状態。内臓脂肪は運動や食事の工夫で比較的落としやすいのが特徴です。
一方、女性に多いのは「皮下脂肪型」。
お腹・腰まわり・太もも・二の腕など、いわゆる“落としにくい場所”につきやすいのが女性の脂肪です。
そして皮下脂肪は、身体を守る役割もあるため、簡単には落ちないようになっているんです。
我慢のしすぎは逆効果
「痩せたいから、今日は夕飯を抜こう」「甘いものなんて絶対食べない！」そんな“頑張りすぎ”ているあなた・・少し、立ち止まってみませんか？
実は、食べすぎよりも怖いのが「我慢しすぎること」。
極端な食事制限は、体に必要な栄養素まで不足させてしまい、かえって代謝が落ちて痩せにくくなってしまうんです。
また、我慢を重ねるほど、体は「エネルギーを溜め込もう」と働き、脂肪が燃えにくくなってしまいます。
さらに、肌荒れ・疲れやすさ・イライラなどの原因にも・・
女性向けダイエット法は？
まず意識したいのは「有酸素運動＋筋トレ」の組み合わせ。
ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動で脂肪を燃やしつつ、筋トレで筋肉量をキープ＆アップすれば、基礎代謝が上がり、痩せやすい体に整っていきます。
そして忘れてはいけないのが「たんぱく質」。
40代・50代の女性は特に、筋肉を減らさないためにも、毎食意識してとりたい栄養素です。お肉や魚、卵、大豆製品などをバランスよく取り入れてみましょう。
さらに、朝食は抜かないのが鉄則。朝ごはんをしっかり食べることで、体のリズムが整い、1日の代謝もアップします。
また、こまめな水分補給も忘れずに。常温の水やハーブティーなどで、体の巡りをサポートしましょう。
“心”も整えることが大切
ストレスを感じると、私たちの体は防御モードに入り、脂肪をためこみやすくなってしまいます。
また、イライラが続くと甘いものに手が伸びたり、眠れなかったり…という悪循環も。
特に40代・50代の女性は、ホルモンバランスのゆらぎも重なって、感情が揺れやすくなる時期。
だからこそ、心のケアもダイエットの一部だと考えてみましょう。
まずは、「自分を責めない」こと！！
今日は食べすぎたな…と思っても、「まあ、そんな日もあるよね」と笑ってあげましょう。
心と体は、つながっています。どちらか一方ではなく、両方にやさしくしてあげましょう。
さいごに
女性の体には、女性だけのリズムがあります。だからこそ、自分のペースで大丈夫。
無理に急いだり、数字だけを追いかけたりせず、自分のペースで、体にも心にもやさしい方法を選んであげましょう。
小さな積み重ねが、明日の“もっとキレイな私”につながっています♡
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