
夜になると止まらない咳、会話の途中で出る咳。
「これ、いつまで続くの…?」そんな不安を感じたこと、ありませんか?
この記事では、大人女子に多い“長引く咳”の原因と、日常でできるやさしいケア法をご紹介します。

つらい咳…何が原因?
咳が長引く背景には、風邪以外の原因が隠れていることがあります。
後鼻漏(こうびろう)
風邪のあとなどに、鼻水が喉の奥に流れ込むことで咳が続く状態。自分では気づきにくく、「痰が絡むような咳」が特徴です。
アレルギー・ハウスダスト
花粉・ダニ・ほこりなどに反応して咳が続くことも。「春や秋だけ咳が出る」「掃除をしたあとに咳が出る」という方は、このタイプかもしれません。
胃酸の逆流(逆流性食道炎)
加齢とともに胃と食道の境目の機能が弱まり、胃酸が逆流して、のどを刺激し咳が出るケースもあります。特に食後や横になるときに咳が出るなら要注意。胃腸の調子にも目を向けてみましょう。
喉や気道の乾燥
エアコンや季節の乾燥も咳の大敵。特に女性ホルモンの変化で粘膜が乾きやすくなる世代は、のどの潤いケアが大切です。
ストレスや自律神経の乱れ
プレ更年期や更年期は、自律神経のバランスが崩れやすい時期。咳が長引く一因になることもあります。

咳を和らげるセルフケア
咳が続くと、体力も気力もじわじわと奪われてしまいますよね?
そんな時こそ、日常のちょっとした工夫で、やさしく整えましょう。
のどを潤す
のどの乾燥は咳を悪化させる原因に。お茶や白湯などで、こまめに水分をとるよう心がけましょう。
特に「寝起き」や「話しすぎたあと」には忘れずに。マスクの着用やのど飴も、うるおいキープに効果的です
はちみつで喉をコーティング
スプーン1杯のはちみつは、のどを保護し咳をやわらげてくれます。そのままなめるのもよいですし、温かい飲み物に入れてもOK。夜寝る前の“はちみつティー”はおすすめです。
※1歳未満の乳児にはNGです
やさしい食事を意識
刺激物はできるだけ避け、「大根はちみつ」や「れんこんスープ」など、昔ながらの知恵を取り入れてみましょう。
部屋の湿度を40~60%に保つ
加湿器や濡れタオルで、空気の乾燥を防ぐことも大切。特に就寝時の寝室は、のどの乾燥予防に湿度管理を行いましょう。
のどを冷やさない
冷えた空気は咳を誘発することもあるので、冷房や、冷たい飲み物&食べ物には気をつけましょう。
寝方に気をつける
枕を少し高めにして、上半身を起こしぎみに寝ると咳が出にくくなります。
食後すぐ横にならない
胃酸の逆流が気になる場合は、食後すぐ横にならないことがポイント。
上体をやや高く保ったり、右側を下にして横になると負担が減ります。

市販薬に頼る前に知って!
咳が長引くと、つい「何か薬を飲まなきゃ」と思ってしまいますよね?市販薬を頼る前に、ぜひ知っておきたいポイントをお伝えします。
咳にはタイプがある!あなたの咳はどれ?
咳には、大きく分けて次のような種類があります。
✔乾いた咳(空咳)
のどがイガイガして出る咳。ウイルス性・アレルギー・ストレスなどが原因のことも。
✔痰がからむ咳
痰を外に出そうとする生理的な防御反応。無理に止めないほうがいい場合もあります
✔夜だけ出る咳
後鼻漏やアレルギー、逆流性食道炎が原因かもしれません。
要注意!!
痰を排出するための咳まで止めてしまうと、逆に体に負担をかけてしまうこともあります。
特に長引く咳には、症状を抑えるより「原因を探る」ことが大切です。

こんなときは病院へ!
咳が続くと「そのうち治るかな」と様子を見てしまいがちですが、実は早めに受診したほうがよいケースもあります。
こんな症状があれば、早めの受診を!
✔2週間以上、咳が続いている
✔夜間や早朝に咳き込みが強くなる
✔咳のたびに息苦しさや胸の痛みを感じる
✔発熱や倦怠感が続く
✔痰に血が混じる
✔のどの違和感や声のかすれが長引く
放置すると悪化するケースも
✔喘息
✔慢性気管支炎
✔肺炎
✔咳喘息
✔アレルギー疾患
咳の原因は本当にさまざまです。「年齢的なものかも…」「更年期だから?」と自己判断せずに、呼吸器内科や耳鼻咽喉科の専門医に相談してみましょう。

さいごに
咳は、体があなたに「ちょっと無理してるかもよ」と教えてくれるサイン。
忙しさの中でも、ほんの少しでも自分をいたわる時間をつくってあげてくださいね。
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